Spigen(シュピゲン)から販売されているGalaxy Z Fold2 5G向けカバー「Slim Armor Pro(スリムアーマープロ)」を購入。装着して3日ほど使ってみた感想をレビューします。
記事の目次
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メリットとデメリット
Slim Armor Pro(型番:ACS02119)を使って感じた評価を、よいところと悪いところにわけて、それぞれポイントごとにまとめておきます。
「Slim Armor Pro」のメリット
- ヒンジ込みで全方位から保護できる
- “純正”といわれても納得できるレベルで設計精度が高い
- 片手での持ちやすさ向上に貢献してくれる
- ワイヤレス充電(急速充電含む)が利用できる
このSlim Armor Proの最大の魅力は、ヒンジ部を含めて、全方位からしっかり保護できるカバーであること。
「フォルダブル(折りたたみ)」「前後に2画面」という複雑なデザインのGalaxy Z Fold2 5Gを、折りたたんだ状態でも、開いた状態でも、しっかり保護します。とくにヒンジ部までしっかり守るデザインは他製品にはない特長です。
装着した際、細部に無理を感じない設計精度の高さも◎(にじゅうまる)。見た目も、装着して手に取った際の印象も、“メーカー純正品”といわれても納得できる仕上がりです。
ヒンジを保護する部品に滑り止め加工が施され、片手での持ちやすさ向上にも大きく貢献してくれます。とくにGalaxy Z Fold2 5Gを展開して大画面で使う際、ヒンジを覆う部品には指をしっかりかけられます。
装着することで見た目はゴツくなりますが、カバーを着けたままで問題なくワイヤレス充電も利用可能です。
「Slim Armor Pro」のデメリット
- 重量と厚さが大きく増す
- 価格が高い
わかりやすいデメリットはSlim Armor Proを装着することで「重量」と「厚さ」が大きく増すこと。重量がプラス約60g、厚さは(折りたたみ時で)プラス約7mmとなり、手に持った際の印象が明らかに変わります。
スマホカバーとしては価格が高いことも購入を検討する際にはネックになります。日本国内での販売価格は(2020年12月現在で)税込9,000円前後。「とりあえず試してみよう」と気軽に購入できる製品ではありません。
製品を写真で紹介
ここからは製品のデザインや機能面を詳しく紹介していきます。
外観(カバー単体)
商品に含まれる内容物はカバー(2部品で構成)、装着マニュアル、装着補助用の両面テープ。
両面テープはもともとカバー内側にも貼り付けされていますが、それとは別に予備が同梱されています。実際、もとから貼り付けされているものは上手に剥がれない(ひっぱると両面テープがまるごと剥がれてしまう)場合があり、必要に応じて予備のテープで補えます。
カバーの材質はTPUとポリカーボネート。カバー単体の重さは実測で59gです。
Galaxy Z Fold2 5Gに装着すると、合計での重さは実測で344gになります。“約350gの7.6インチタブレット”と考えると(同サイズの一般的なタブレットよりも)画面サイズに対しては重たいモノになってしまいます。
Amazon.co.jp:【Spigen】Galaxy Z Fold2 Slim Armor Pro スリムアーマープロ 耐衝撃 米軍MIL規格取得 ACS02119 (ブラック)
外観(装着時)
Slim Armor Proに用意されたカラーはBlack(ブラック)のみ。日本国内で販売されているGalaxy Z Fold2 5G(※通常版)の本体カラーは“銅色”のMystic Bronze(ミスティックブロンズ)であり、同系色ではありません。しかし全方位から覆いかぶさる設計のため、装着してみると色合いは自然です。
設計精度もとても高いです。手に持つと「装着していれば大丈夫」という安心感を抱けます。
側面はマイクやスピーカー、外部入出力端子(USB Type-C端子)、物理ボタンのみを避けた設計。それ以外はヒンジを含めてしっかり覆い護ります。
置いてみると、折りたたんだ状態ではグラつきもなく安定します。ヒンジ部のカバーがあるため、展開した状態では左側に傾きます。
ヒンジを覆う部品(※外側)はTPU製。Spigen(シュピゲン)のロゴが付いています。斜線模様で設けられた細かな凹凸は“滑り止め”として機能します。
ヒンジを守る部品はバネによりしっかり密着します。ただしつながっているのは2パーツのうちの片側だけ。つくりとしては、指で簡単に持ち上げることが可能です。
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保護性能と持ちやすさ
手に持つと、重さと大きさがともに大きく増していることを強く感じます。ただしゴツくなったことで持ちやすさも向上。持ちやすさ、全方位から覆いかぶさるデザインに安心感を抱きます。
展開時、ヒンジを覆う部品は指をかけるグリップとして利用することも可能です。指がしっかりかかる高さ、かけた指が安定する滑り止め加工により、片手での持ちやすさはかなり向上します。
折りたたみ時の最厚部のサイズをカバー装着前後で計測。Slim Armor Pro装着前は約16.9mm、装着後が約24.3mm。カバー装着により7.4mm分厚くなります。
カバーを片側だけ装着した様子。左右の段差で視覚的にも厚さの差が確認できます。
大型化する一方、カバー自体のしっかりとした厚みには優れた保護性能を期待できます。カメラレンズ部も、サブディスプレイ部も、机などに置いた際に接地することはありません。
指紋センサーの位置が指先の感触だけでわかりやすくなるというメリットもあります。
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ワイヤレス充電機能との相性
分厚いSlim Armor Proを装着した状態でも、問題なく、Galaxy Z Fold2 5Gでワイヤレス充電をおこなうことが可能です。
最大15W出力に対応するSamsung純正の無線充電器「Wireless Charger Stand(型番:EP-N5200)」で試したところ、急速ワイヤレス充電も利用できています。
Wireless Power Share(ワイヤレスパワーシェア)も“一応”はカバーを着けたままで利用できました。ただし位置合わせはかなりシビアです。使うたびにカバーを取り外すのは面倒なため、ワイヤレスパワーシェアの利用頻度が高い場合は別のカバーを探すほうがよいでしょう。
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まとめ
あらためて最後に、Slim Armor Pro(型番:ACS02119)を使っていて感じるよいところ・悪いところをまとめておきます。
- ヒンジ込みで全方位から保護できる
- “純正”といわれても納得できるレベルで設計精度が高い
- 片手での持ちやすさ向上に貢献してくれる
- ワイヤレス充電(急速充電含む)が利用できる
- 重量と厚さが大きく増す
- 価格が高い
装着した際の安心感、見た目の馴染み方は“メーカー純正品”として販売されていても違和感のないレベルです。重さと厚さが大きく増すことさえ許せるのであれば、高額なGalaxy Z Fold2 5Gが“より気軽に使いやすくなるカバー”としてオススメです。