先日書いたレビュー記事でも触れたとおり、Kindle Oasisを片手で落とさず使うための工夫として、背面に滑り止め効果のあるクッションシールを貼っています。
この記事ではKindle Oasisの持ちにくさ改善を目的としたクッションシール「GRiPhone Narrow(グリフォン・ナロウ)の使い勝手をレビューします。
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Kindle Oasisはアシンメトリー(左右非対称)な設計。片手で掴みやすいよう、背面は片側だけが厚く作られています。ただ金属製の背面パネルは質感に優れる一方、そのままだと実際には持ちにくいという欠点も。
▼Kindle Oasis(第10世代/2019年モデル)
▼背面を上から見たところ。右側3分の1だけ厚い
▼素材のせいで指が滑りやすい
そこで購入して使いはじめたのがGRiPhone Japan(グリフォン・ジャパン)から販売されている滑り止めクッションシール「GRiPhone Narrow」。カラーは2色展開(クリア/ブラック)で、ぼくが選んだのはクリア。
Amazon(アマゾン)での税込価格はクリアだと1,000円前後。ちなみにブラックはおおよそ300円安く販売されています。
▼(わかりにくいが)中央にパッケージから取り出した製品がある
1枚の台紙にはサイズの異なる3種類のシールが各4枚、計12枚。シールの厚み(0.5mm)と幅(5.5mm)は共通。長さはそれぞれ50mm、75mm、128mmです。
▼赤線のとおりに12枚のシールがカットしてある
シールはカット目がやや浅く、はがしにくい場合には、先にカッターなどでカット目をなぞっておくのがオススメ。
また各シールの表面には薄い養生シートがついている(下から台紙→クッションシール→養生シートの3層構造)ため、養生シートとクッションシール(製品本体)を間違わないよう注意が必要です。
クッションシール本体は両面に粘着性あり。シールは柔軟で弾力もあり、力を加えると少し引き伸ばすことも可能です。
▼表裏の両面いずれもくっつく
▼引っ張ればぐーんっと伸びる
サイズが一番大きいシールを1枚、Kindle Oasisの背面の傾斜に沿って貼り付け。
▼透明タイプならシールが遠目に目立つことはない
(Kindle Oasis側の)貼り付け箇所の長さは実測で158mm。シールがぴったり中央の位置にくれば、左右に15mmの余白ができる計算です。しかし貼り付け中に意図せずシールを引っ張っていたようで、出来上がりの余白は左右それぞれ10mmほどになりました。
▼引き伸ばした状態で貼り付いているが違和感はない
▼傾斜部をほぼピタリと覆う
▼両端に10mm前後の余白が残った
肝心の効果ですが、クッションシールの貼り付けにより持ちにくさは大きく改善されました。大きなサイズのシールを選んだことで、左右どちらの手で持つ場合にも、掴む位置を意識せず、自然とシールに指が当たります。
シールの表面には粘着性があるものの、Kindle Oasisを置いた際、シール自体は置いた場所に直に触れません。結果、気になるレベルのごみの付着もまだ経験していません。
貼り付けてから6か月が経ちますが、剥がれやシール表面の粘着性の低下といった明らかな品質劣化もなし。耐久性も問題なさそうです。
また同じサイズのシール(=予備)もまだ3枚残っており、コストも良心的。
ひとつ注意点を挙げておくなら、今回のように背面段差部だけにシールを貼ると、Kindle Oasisを置く際の滑り止めとしては機能しません。テーブルなどに置いたときの滑り止めとして機能させたい場合には、貼る場所を変えたり、貼る枚数を増やしたり、といった対応が必要です。