ドイツ向け通販サイトAmazon.deにて、Samsung Electronics（サムスン電子。以下、Samsung）「Galaxy Tab S5e」購入の予約受付が始まりました。
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記事の目次
価格情報
Amazon.deで新たに予約受付中となっているのはSamsung Galaxy Tab S5e（型番：SM-T720）。欧州仕向けのWi-Fi専用モデルで、4GBのシステムメモリや64GBの内蔵ストレージを搭載。注文できる本体カラーは3色（Black／Gold／Silver）です。
商品ページ上には「Dieser Artikel kann nicht nach Japan geliefert werden.（日本への出荷は不可）」と記されていますが、実際には日本国内の住所を宛先に指定しての注文が可能です。
2019年3月2日（土）時点における価格設定は、VAT（付加価値税）込みの本体価格がEUR419.00（約53,500円）。VATを含まない税別価格はEUR352.10（約44,900円）。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税などの支払いに充てられるデポジットを加味した購入費用の概算見積額は、EUR403.75（約51,500円）です。
さらに上記費用は「個人輸入扱いではない」想定で計算された内容。輸入時に個人輸入扱いとされればデポジットの余り分が返金される可能性もあり、たとえば今回の場合だと1,500円前後の後日返金（クレジットカードへの返金処理）も期待できます。
参考までに、ドイツ向けに設定されたGalaxy Tab S5e（型番：SM-T720）の価格は税込みでEUR419.00（約53,500円）。Amazon.deでの税込価格と同額です。
またAmazon.deを利用して個人輸入すれば、海外現地向け価格と比べても最大3,500円ほど安く入手できる計算になります。
Amazon.deでのGalaxy Tab S5eの発売予定日は2019年4月15日（月）です。
（Source：Amazon.de）
製品情報
「Galaxy Tab S5e」の特徴
Galaxy Tab S5eは2019年2月にSamsungが海外で発表していたタブレット。2019年3月2日（土）現在、日本では未発表・未発売の製品です。
外装に金属を用いた本体は重量400gおよび厚さ5.5mmの「軽量」「薄型」設計。ベゼルレスデザインの前面には、アスペクト比16:10で10.5インチ・WQXGA解像度（2560×1600ドット）の有機ELディスプレイを搭載します。フロントパネルにおけるディスプレイ占有率は81.8%です。
音響面ではSamsung傘下にあるHarman International Industries（ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ）のAKGブランドがサウンドチューニングを担当するクアッドスピーカー（4機のスピーカー）を搭載。
映像業界でよく知られる音響技術「Dolby Atmos（ドルビー・アトモス）」にも対応しており、立体的かつ臨場感あるサウンドが楽しめるとうたいます。
搭載するバッテリーの容量は7,040mAh。1回の充電で最大14.5時間使えるとするスタミナ性能を備えます。互換性のある充電器とセットにすれば急速充電機能も利用可能です。
充電時などに使用する外部入出力端子の形状はUSB Type-C。ほかにもアクセサリー接続用のPOGOピン端子を装備しており、充電中に画面へ任意の写真（最大1,000枚まで指定可）や日時情報、天気情報を表示できるデイリーボード機能が使えます。
またPCライクに使える機能「Samsung Dex」にも対応。別売りの専用キーボードカバーをつけて“ラップトップPCスタイル”で使うスタンドアローンモード、同じく別売りのHDMIアダプターで外部モニターと接続し2画面で使うデュアルモードが利用できます。
なおGalaxyタブレットのハイエンドライン「Galaxy Tab S」に含まれる製品ですが、Sペンでの操作や手書き入力には非対応です。
カメラは背面・前面ともシングル設計。有効画素数はアウトカメラが1,300万画素、インカメラは800万画素です。
端末のロック解除などに使える生体認証機能として、右側面のセンサーを使った指紋認証、前面カメラを使った顔認証をサポートします。
「Galaxy Tab S5e」の技術仕様
製品発表時にSamsungから案内されたグローバル向けのニュースリリースにて確認できる、Samsung Galaxy Tab S5e（型番：SM-T720）の主な仕様情報は次のとおり。
| サイズと重さ | |
|---|---|
| 高さ | 245.0mm |
| 横幅 | 160.0mm |
| 厚さ | 5.5mm |
| 重さ | 400g |
| システム | |
| OS | Android 9.0 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 670 Octa-Core
|
| RAM | 次のいずれか
|
| ROM | 次のいずれか
|
| SDカード | 対応（最大512GBまで） |
| バッテリー | 7,040mAh |
| ディスプレイ | |
| サイズ | 10.5インチ |
| 解像度 | WQXGA（2560×1600ドット） |
| 種類 | Super AMOLED |
| カメラ | |
| 背面カメラ | 1,300万画素 |
| 前面カメラ | 800万画素 |
| SIMカード | |
| 種類 | – |
| スロット数 | – |
| 通信方式 | |
| FDD-LTE | – |
| TDD-LTE | – |
| WCDMA | – |
| CDMA | – |
| TD-SCDMA | – |
| GSM | – |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac （2.4GHz／5GHz） |
| Bluetooth | Version 5.0 |
| その他 | |
| 防塵防水 | – |
補足情報
海外アカウントは使いまわし可能
日本向けAmazon（Amazon.co.jp）で作成したアカウントを海外向けAmazonで使うことはできないため、海外向けのAmazonを利用する場合には別途、海外向けサイトで使えるアカウントの作成が必要。
ただし例えば米国向けAmazon（Amazon.com）で作成したアカウントなら、ドイツを含む欧州向けAmazonでも使い回しが可能です。
海外Amazonの利用方法については以下の関連記事も参考にどうぞ。
LTEモデルはリージョンロックに注意
2019年3月2日（土）現在、Amazon.deではGalaxy Tab S5eのLTE対応モデル（型番：SM-T725）の購入予約も受付中。こちらも日本国内住所を宛先に指定しての注文（直輸入）が可能です。
ただしSamsungでは2013年9月以降に発売された機種から「リージョンロック」と呼ばれるSIMロックを導入。初期状態では各モデルの販売地域以外のSIMカードだと通信できない設定となっており、Amazon.de取扱品も例外なくこの対象と想定できます。
リージョンロックは「元の販売地域で提供される音声通話機能付きのSIMカードを挿してセットアップをおこない、その状態で数分間待つ」ことで解除は可能。ただしAmazon.deで注文した場合は未開封の新品が手元に届くため、LTE対応モデルを購入してもすぐに“SIMフリーのタブレット”として使うことはできません。
もしLTE対応のGalaxy Tab S5eが欲しい場合には、出荷前にリージョンロック解除をおこなってくれるClove（クローブ）、またはリージョンロックがない製品を取り扱うETOREN（イートレン）などでの取扱い開始を待つことがオススメです。
追記情報
2019年4月16日
Amazon.deでのGalaxy Tab S5eの発売予定日が当初の「2019年4月15日（月）」から「2019年4月30日（火）」に変更。また一部のモデルは割引価格で販売されています。
割引販売の詳細など、最新情報は以下の関連記事にて。
