イギリスに拠点を置くモバイルガジェットの海外通販サイトCloveにて、Samsung Electronics(サムスン電子。以下、Samsung)「Galaxy A9(2018)」が発売されました。
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Cloveで新発売となっているのはSamsung Galaxy A9(2018)(型番:SM-A920F)。欧州などに投入されるSingle SIMモデルで、6GBのシステムメモリや128GBの内蔵ストレージを搭載。本体カラーは3色(Caviar Black/Lemonade Blue/Bubblegum Pink)から選べます。
2019年1月15日(火)時点における価格設定は、VAT(付加価値税)を除いた本体価格がGBP449.17(約63,100円)。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積額は約70,700円です。
Galaxy A9(2018)は2018年9月にSamsungが海外で発表していたスマートフォン。2019年1月15日(火)現在、日本では未発表・未発売の製品です。
ベゼルレスデザインの前面にはアスペクト比18.5:9で6.3インチ・フルHD+解像度(2220×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載。「狭額縁」「縦長画面」が特徴のインフィニティディスプレイ(Infinity Display)採用により、大画面と持ちやすい本体サイズの両立が図られています。
またディスプレイは“画面自体は発光する”有機ELの特性を生かしたAOD(Always on Display)機能もサポート。画面消灯中でも日時や通知の有無といった情報を省電力に表示できます。
映像業界でよく知られる音響技術「Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)」にも対応。従来モデルと比べて、より立体的で臨場感あるサウンドが楽しめます。
搭載するバッテリーの容量は3,800mAh。パッケージ同梱品を含む互換性を備えた充電器とセットで使えば急速充電機能が利用できます。充電や有線でのデータ転送時に使用する外部入出力端子はUSB Type-C規格です。
背面カメラは4眼設計(クアッドカメラ)。
標準設計のプライマリカメラは2,400万画素のイメージセンサーにf/1.7のレンズ、超広角設計のセカンダリカメラは800万画素のセンサーにf/2.4のレンズ、望遠設計のターシャリカメラは1,000万画素のセンサーにf/2.4のレンズ、深度記録用のクォータナリカメラは500万画素のセンサーにf/2.2のレンズという構成です。
セカンダリカメラの画角は120度、望遠設計のターシャリカメラは(プライマリカメラ比で)光学2倍ズームに相当する望遠撮影が可能。深度記録用のクォータナリカメラが搭載されることで、背景にボケ味を生み出す「ライブフォーカス」撮影も楽しめます。
背面カメラには被写体を自動認識して最適な撮影モードを選べる「Scene Optimizer(シーンオプティマイザー)」、撮影前にわかるレンズの汚れや逆光状況および撮影後にわかるブレや被写体のまばたきを検出して対処を通知で促す「Flaw Detection(フロー・ディテクション)」などの機能も備えます。
前面カメラはシングル設計で、2,400万画素のイメージセンサーにf/2.0のレンズという構成です。
端末のロック解除などに使える生体認証機能として、背面搭載のセンサーを用いた指紋認証、前面カメラを用いた顔認証をサポートします。
そのほかSamsung公式サイトのイギリス向け製品ページにて確認できる、Samsung Galaxy A9(2018)(型番:SM-A920F)の主な仕様情報は次のとおり。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 162.5mm |
横幅 | 77.0mm |
厚さ | 7.8mm |
重さ | 183g |
システム | |
OS | Android |
SoC | Qualcomm Snapdragon 660 Octa-Core
|
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
SDカード | 対応(最大512GBまで) |
バッテリー | 3,800mAh |
ディスプレイ | |
サイズ | 6.3インチ |
解像度 | FHD+(2220×1080ドット) |
種類 | Super AMOLED |
カメラ | |
背面 | クアッドカメラ
|
前面 | 2,400万画素 |
SIMカード | |
種類 | nanoSIM |
スロット数 | 1 |
通信方式 | |
FDD-LTE |
Band 1 Band 2 Band 3 Band 4 Band 5 Band 7 Band 8 Band 12 Band 13 Band 17 Band 20 Band 26 Band 28 Band 66 |
TDD-LTE |
Band 38 Band 40 Band 41 |
WCDMA |
Band 1 Band 2 Band 4 Band 5 Band 8 |
CDMA | – |
TD-SCDMA | – |
GSM |
Band 2 (1900 MHz) Band 3 (1800 MHz) Band 5 (850 MHz) Band 8 (900 MHz) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Version 5.0 |
その他 | |
防塵防水 | – |
Samsungでは2013年9月以降に発売された機種から「リージョンロック」と呼ばれるSIMロックを導入。初期状態では各モデルの販売地域以外のSIMカードだと通信できない設定となっており、Clove取扱品も例外なくこの対象です。
ただしこのSIMロック自体は販売地域で提供される音声通話機能付きのSIMカードを挿してセットアップをおこない、その状態で数分間待つことで解除可能。以降は“一般的なSIMフリーデバイス”として使えます。
Cloveでは配送先住所に欧州圏外が指定されている注文に対しては「出荷前にパッケージを開封」「リージョンロックを解除してから出荷」する対応をとっています。
受取時にはSIMロックを気にせず使える状態になっている一方、日本からの注文分は出荷前に開封されてしまう点には注意も必要です。未開封品が欲しい場合は他の海外通販サイトなどを利用しての個人輸入をオススメします。
なお既報のとおり、Galaxy A9(2018)は容量8GBのシステムメモリを搭載する上位仕様の製品が中古スマホやタブレットの販売店であるイオシスでも発売中。2019年1月15日(火)現在の販売価格は69,800円、配送料を加味した購入費用の総額でも70,440円(ともに消費税込み)。
入手費用がほぼ同額であることを考えると、購入場所として利用をよりオススメできるのはイオシスです。
Source:Clove