2018年9月に発売されたApple(アップル)のスマートフォン「iPhone XS(アイフォーンテンエス)」。僕もiPhone 8から機種変更する形で購入し、使っています。
このiPhone XS購入時にはじめて使ってみたのが、NTTドコモが提供する「下取りプログラム」。この記事ではNTTドコモの下取りプログラムの利用手順、利用するにあたり気になったポイントを紹介します。
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記事の目次
下取りプログラムの利用手順
今回のiPhone XS購入にはドコモオンラインショップを利用しました。以降の内容もドコモオンラインショップで商品を注文し、下取りプログラムを利用した場合のものとなります。
下取り品の準備と送り方
ドコモオンラインショップで新機種を購入する場合、注文情報の入力画面で「下取りを申込む」の項目にチェックを付けると下取りプログラム利用を申し込めます。
このあと機種変更で購入した商品(新機種)とは別送で下取り品の送付キット(以下、下取りキット)が届くので、それを使って下取り品を送り返します。
ちなみに下取りキットは「本人限定受取」郵便で届きます。受け取る際には配達員に対して、受取主(本人)が身分証明書を提示する必要があります。
▼今回届いた下取りキット
▼「本人限定受取」郵便で届く
▼中身は申込書、説明用紙、返送に使うレターパックと梱包資材
▼説明用紙には下取り品送付の手順が書かれている
下取りキットを受け取ったら、まずは下取りキットに入っている「携帯電話機・ポイント交換申込書」の内容を確認。そして「職業」「生年月日」「製造番号」などの必要事項を記入します。
続いて説明用紙の内容にしたがい、下取りしてもらうデバイスを初期化(工場出荷状態へリセット)。
初期化したデバイスは電源を切り、梱包材の中へ。送るのはデバイス本体だけでOKです。
下取り品と申込書の準備ができたら、レターパックに詰め込みます。
レターパックを封して、ご依頼主情報(自分の住所・名前・連絡先)を記入。最後にレターパックの表にある「ご依頼主様保管用シール」を剥がします。
あとはこのままポストへ投函。もちろん郵便局など窓口への持ち込みでもOKです。送料は着払いなので、送る際にお金の支払いは不要です。
下取り品を送付後、ドコモから「下取り品到着」などの連絡はとくにありません。到着後に下取り可否の確認がおこなわれ、無事下取りが成立すると、数日後に下取り機種に応じたdポイントが(新機種の購入に使った)dアカウントへ付与されます。
▼時期・機種ごとに設定されたdポイントが付与された
下取り品発送~dポイント付与までの所要日数
以下は下取り品の送付からdポイント付与までをまとめたスケジュール(実例)です。下取り品の発送からdポイントの付与まで、おおよそ1週間くらいかかると見ておけばよさそうです。
- 10月9日(火):下取り品をポストに投函
- 10月10日(水):下取り品が郵送先に到着(※レターパックの追跡番号で確認)
- 10月17日(水):下取りポイント(dポイント)が付与
下取りプログラム利用にあたり気になったポイント
今回はじめて下取りプログラムを利用するにあたり、僕個人がとくに気になったポイントは次の3つ。
下取りや査定買取を賢く使い分けよう
まずは「下取りプログラムを利用すべきか否か?」ということ。
新しいスマホに機種変更する場合、有効に活用したいのがこれまで使ってきたスマホ。“新機種購入の原資”とするためには「キャリアが提供する下取りサービス」「中古スマホ販売店での査定買取」「メルカリ・ヤフオクなどフリマサービスへの出品」など複数の方法が考えられます。
僕個人の経験だと、手放すスマホの状態がよい(=キズや汚れがない)場合は「フリマサービスへの出品→中古スマホ販売店での査定買取→キャリア提供の下取りサービス利用」の順に高額での現金・ポイント化が可能です。
ただし落下痕(らっかこん)など外装に目立ったキズや汚れが付いている場合だと、フリマサービスへの出品や中古スマホ販売店での査定買取ではそれらが大きな“減額要素”に。こうした場合はキャリア提供の下取りサービス利用がオススメです。
キャリアの下取りサービスは基本「スマホとして問題なく使えれば、多少の外装キズは減額要素にならない」ため、“手間なく少しでも高い価値”で現金・ポイント化できる可能性があります。もちろん画面がバキバキに割れてしまっているなど、見た目に破損具合がひどい場合は話が別ですが。
ちなみに僕が今回ドコモの下取りサービスを利用した理由も、下取り品に複数箇所の細かい落下痕があったから。外装交換の手間や追加費用を考えたときに「下取りプログラムを使ったほうがトクになりそう」と判断しました。
▼今回下取りしてもらったiPhone 8。細かいが目立つキズがあった
中古スマホ販売店での査定買取、フリマサービスへの出品での価値を戻すためにApple Care(アップルケア)やケータイ補償サービスを使って有料でリフレッシュ(外装交換)する手もあります。ただし「手間」「修理費用」がかかります。
「手間なく」「少しでも高い価値で」現金・ポイント化したい場合には、キャリアの下取りサービス利用を検討してみるとよいでしょう。
もちろん手放すスマホが「目立つキズもなくキレイ」「付属品も揃っている」状態であれば、まずはフリマサービスへの出品や中古スマホ販売店での査定買取から調べてみることがオススメです。
ちなみに僕自身、査定買取にはじゃんぱら(近所に実店舗あり)やイオシス(郵送買取可能)をよく利用しています。
購入場所で「dポイントの使い方」も変わる
下取りプログラムを利用することで付与されるdポイントは、新機種の購入場所により「使える場面」が変わります。
ドコモショップなど実店舗で新機種を購入し、その場で旧機種を引き取ってもらうと、付与されるdポイントをその場で新機種の機種代金支払いに充てられます。
しかしドコモオンラインショップで新機種を購入すると(先に書いた下取りプログラムの利用手順のとおり)下取り品の発送は新機種受け取り後に。当然付与されたdポイントを直接新機種の機種代金支払いに充当することはできません。
ただし下取りプログラムを利用することで付与されるdポイントは“期間限定ポイント”ではありません。My docomoから別途手続きをおこなえば、毎月の携帯料金支払いには充てられます。
つまりドコモオンラインショップで新機種の購入・旧機種の下取りを申し込んだ場合も、付与されたdポイントを間接的に機種代金の支払いに充てることは可能です。
「機種変更応援プログラム」加入時は“お得なほう”が適用
NTTドコモには“次回の機種変更用”として新機種購入時にのみ申し込める「機種変更応援プログラム」というサービスもあります。新機種を購入する際に機種変更応援プログラムにも加入しておくと、指定の契約(利用)期間を満たせば、次の機種変更時に未払いの端末代金(残債)相当分をdポイントで還元してもらえるものです。
この機種変更応援プログラムに加入した契約(回線)で機種変更をおこなった場合は、「機種変更応援プログラム」と「下取りプログラム」のうち、付与ポイントがより多いものを優先して適用してもらえます。
実は今回僕がiPhone 8からiPhone XSへの機種変更を決めた最大の理由は「機種変更応援プログラムに加入していた」から。
ただ機種変更応援プログラムを利用して注文を進めていったところ、手続き画面で「付与ポイント数がより多い下取りプログラム適用に変更する」旨のメッセージが。最終的には下取りプログラムを適用することになりました。
▼申込みは「機種変更応援プログラムプラス」で指定したが……
▼還元額の高い「下取りプログラム」に変更された
ユーザー視点で損することのない(というかトクをする)システム設計になっている点は安心ですし、素直にうれしいですね。