Huawei Technologies(華為技術/ファーウェイ。以下、Huawei)が2018年3月に発表した同社スマートフォン「P」シリーズの新たなフラグシップモデル「P20 Pro」を購入。
この記事ではHuawei P20 Pro(本体色:Midonight Blue/ミッドナイトブルー)について、外観デザインを中心にレビューします。
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記事の目次
購入先・購入モデル
P20 Proは海外通販サイトのETOREN(イートレン)で購入。
問い合わせて確認したところ、現在庫の入荷元はシンガポールとのこと。パッケージで確認できる型番はCLT-L29となっており、グローバル仕向けのDual SIMモデルであることがわかります。
▼パッケージに貼られたラベル。右上に「MODEL:CLT-L29」の表記あり
本体カラーはブルー(色名:Midnight Blue)を選択。
「Leicaの文字が映えそうな色はブラックだろうか」「目玉のトワイライトも捨てがたい」など迷いはしたものの、最終的に(これからの季節に合いそうな)涼し気のある青色に心を掴まれました。
パッケージと同梱品
パッケージはデザインは白を基調にゴールドで製品名やメーカーロゴを配置した“いつもの”感じ。
シンプルなデザインにLeica(ライカ)ロゴの赤色がアクセントとなり、オシャレです。
パッケージに同梱されるもの一式は以下のとおり。
- P20 Pro本体
- 充電器
- USBケーブル(Type-C to Type-A)
- イヤホン(USB Type-C)
- イヤホンコネクタ(3.5mmオーディオプラグ to USB Type-C)
- SIMカードトレイ取り出しピン
- TPUソフトケース
- 説明書/保証書類
- 画面保護フィルム(貼付済み)
本体の薄型化に伴い3.5mmオーディオジャックが廃止されたP20 Pro。そのためUSB Type-C端子のイヤホン、従来の3.5mmオーディオプラグをUSB Type-Cに変換できるコネクタが付属します。
ほかにTPU素材のソフトケース、画面保護フィルムも付く(貼付済み)など、端末本体だけ購入してすぐに使い始められる内容はうれしいですね。
デザイン設計を写真で紹介
Midnight Blueの本体色は前面がブラック、側面がシルバー、背面が鏡面仕上げのブルーという配色。
▼前面は黒。遠目にベゼルと画面の境目は目立たない
▼背面は明るい色味の青色。鏡面仕上げで光沢はかなり強い
▼存在感大のライカトリプルカメラ。左からモノクロカメラ、カラーの標準カメラ、望遠カメラと並ぶ
▼カメラ部は1.5mmほど突出している
▼側面は光沢仕上げの銀色
▼右側には電源ボタンと音量ボタン。電源ボタンは赤ライン入り
▼左側にはSIMカードトレイを配置
▼左からマイク、USB Type-C端子、スピーカーの並び
写真からも分かるとおり、突出したカメラ部の影響で置くと本体はやや傾きます。置いた状態で操作すると(とくに画面の左上および右下をタッチ操作時に)ガタガタ動くため、ケースを装着し隙間を埋めるのがオススメです。
今回入手した「型番:CLT-L29」のモデルはSIMカードスロットを2つ搭載。カードトレイはSIMカード専用となっており、microSDカードは使用できません。
▼カードトレイはSIMカード専用の設計。赤色の線は防水パッキン
同梱される取扱説明書はグローバル仕向けのシングルSIMモデル(型番:CLT-L09)とデュアルSIMモデル(型番:CLT-L29)で共通のもの。中身を確認してみると、シングルSIMモデルでもmicroSDカードは使えないと理解できるイラストがかかれていました。
▼Single SIMモデルでは片側のスロットが塞がれている模様
メーカー公式サイトの製品ページにはmicroSDカードに関する明確な記載がありませんが、これはP20 ProはmicroSDカード非対応であるからという理解でよいでしょうね。
ファーストインプレッション
手元に届いてからすでに3日間使っていますが、ここではP20 Proのデザイン設計で印象の強いポイントを2つ紹介。
スリム&高質感で持ち歩きたくなる
サイズや質感に対してまず感じたのは「想定よりもスリム」「しっかりした重さと高精度の仕上げで高級さがある」ということ。
画面サイズについて「6.1インチ」という数値への意識が高かったこともあり、狭額縁設計と縦長画面の効果を強く実感しています。思っていたより持ち歩きやすく、持ち歩きたくもなるデザインです。
▼スリムで持ちやすい本体幅
▼屋外に持ち出すと色味はまた違って見える
▼側面の質感はAppleのiPhone Xに近い
▼覗き込むとしっかり姿が映り込む鏡面仕上げ
鏡面仕上げの精度が高い点も魅力。覗き込んだ自分の姿が歪みなくはっきりと映り込む背面はまさに“鏡”としても使えるレベル。
一方で付着した指紋や皮脂汚れは目立ちやすいため、汚さず使いたいなら同梱のケースを装着しての使用がオススメです。
「ノッチ隠し」時の見た目もイイ
フロントパネルにおける画面占有率を少しでも高める工夫として、新たなトレンドになってきた「ノッチ」と呼ばれる切り込み。P20 Proでもノッチをデザインに取り入れ、前面カメラや受話口を配置しています。
ただ「Huaweiのスマホらしい」と感じるのはノッチを隠すという細かい設定が用意されていること。
▼ノッチ周囲を帯状に黒塗りできる設定あり
▼デフォルト設定での画面上部
▼ノッチを隠した状態の画面上部
ノッチを隠すと画面上部にステータスバーが表示されたような“見慣れたデザイン”に。黒いベゼル部、黒色の再現性に優れる有機ELディスプレイの親和性も高く、見た目はかなりスッキリ。
またP20 Proは画面下のベゼル部に指紋認証センサーを搭載しますが、ノッチを隠した際、画面上下にできる黒いエリア(ベゼル+ベゼルに見える部分)の面積バランスもバッチリ。
▼バランスよく自然な見た目
ただノッチを隠すだけでなく、隠した際の見た目にも配慮された設計は個人的にもかなり気に入るポイントとなりました。
まとめ
2年前にリリースされた「P9」あたりから、デザインのセンスがグッと高まった印象のHuawei製品。この流れはP20 Proにおいても「端末本体デザイン」「(ノッチを隠しを含む)トータルデザイン」に強く感じることができます。
6.1インチというサイズへの(数値的な)先入観も、いざ実機を手に取って持ち歩いてみるとほとんど気にならず。あらためて「狭額縁」「縦長画面」の効果を強く実感させられました。
ちなみに当記事公開時点で使い始めて3日目となるP20 Proですが、最大の特長であるカメラは期待を裏切らず、とにかく使うのが楽しい仕上がり。
使い始めてからのここ2日間で「写真撮影枚数がすでに500枚超え」「1日あたりの歩数が通常時から+10,000歩」というあたりに、P20 Proのカメラを使う楽しさの現れを感じています(笑)
ソフトウェア、気になるカメラの性能・機能については、記事をあらためて近日中に紹介できる予定。ぜひお楽しみに。