2017年8月11日(金・祝)~13日(日)の3日間において、東京国際展示場(東京ビッグサイト/有明臨海副都心)で開催されたイベント「コミックマーケット92」。
モバイルデバイスに関する情報誌を取扱うサークル「Project Connect」の頒布物に寄稿したのは周知のとおりです。
ちなみにProject Connectへの寄稿は2度目ですが、コミックマーケットの会場を訪れるのは今回が初めて。当日は準備~頒布~後片付けまであっという間で、気がつけば9時間ほぼ立ちっぱなし(笑)でしたが、時間を見つけて会場内を散策し、気になった他サークルの頒布物も2冊ほど購入してみました。
この記事ではコミックマーケット92において私自身が実際に購入した、他サークルの頒布物を紹介します。コミケ終了後も委託で販売(店舗販売および通信販売)されている頒布物もあるので、気になればぜひ、チェックしてみてください。
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誰もちゃんと教えてくれなかったUSB Type-C充電
1冊目はサークル・オリガミデバイセズさんの頒布物「誰もちゃんと教えてくれなかったUSB Type-C充電(500円)」。搭載デバイスの増加に伴い周辺機器もぞくぞくと登場している、USB Type-C規格の充電を解説した頒布物です。
USB Type-Cでは一部の充電器とケーブルの組み合わせによってデバイスが壊れるといった話、規格を満たさない製品が出回っているといった話も耳にします。
個人で今後使うデバイスも必然的にUSB Type-Cに移行していくであろう……と考えると、知識は身につけていきたいもの。そんなことが頭の片隅にあった中、遠目にこの(テーマの)わかりやすい表紙を見つけ「コレだ!」と購入してみることに。自身がコミケではじめて購入した頒布物となりました。
オリガミデバイセズさんの公式ブログには『ただでさえ複雑になってしまったUSB Type-Cを「やさしく」「わかりやすく」「なぜそうなっているかの中身をちゃんと調べて書く」ことを目指した』とありますが、中身は現行で出回っているUSB規格の種類からはじまり、特徴・規格・機能・問題点などを順に、ていねいに解説しています。
正直まだまだ内容をすべて理解できているわけではないですが、じっくり読み進めてみると、過去のUSBに対しての知識がない方でも読み解けるのでは?そんなやさしさを感じる内容ですね。
巻末のあとがきにはさらにUSB Type-Cを学びたい人に向けたオススメ書籍、オススメブログといった情報も。書かれていたオススメ書籍は早速購入してみたほか、最近では“USB Type-C製品の規格適合を検証するブログ”としても印象強い「HANPEN-BLOG」さんの名も見つけることができました。
こちらはProject Connectの頒布物同様、COMIC ZINにて委託販売中。ネットを読み漁る前に、まず基礎がまとまったものでUSB Type-Cの基礎知識を身に付けたい。そんな方にぜひオススメしたい1冊です。
Gadget展示会の歩き方・台北COMPUTEX
2冊目はサークル・電子小物愛好会さんの頒布物「Gadget展示会の歩き方・台北COMPUTEX(500円)」。シリーズもののガイドブックとして有名な「地球の歩き方」を意識して作成された、COMPUTEX TAIPEI参加のガイドブックです。
COMPUTEX TAIPEI自体は私も去年(2016年)から参加。台北はその後も定期的に訪れる地としてだいぶ慣れてはきましたが、今の訪問・参加スタイルは訪問回数を重ねる中で自分なりに身につけたもの。まだ知らない情報、他の方なりの会場のまわり方など“復習と新発見”を求めて購入してみることに。
読んでみるとCOMPUTEXに参加するための渡航手段からイベント概要、イベント会場のまわり方、食事といった事前に理解できていると非常に助かるポイントがやさしく(やわらかく)まとまっています。
「言われてみれば」と感じたことをあげてみると、例えば喫煙場所。私自身たばこを吸わないので意識はしていませんでしたが、喫煙場所やマナーは異国の地だとかなり戸惑いますよね。このようなポイントもおさえた内容となっています。
はじめて台湾を訪問した時、この1冊があればかなり安心できたのでは?なんてことも思いました。
COMPUTEXは事前申込をすれば無料で参加できる展示会であり、また多くの珍しいガジェットが見れる台湾を会場とするイベント。とはいえ個人で参加する場合にはどういった情報や手続きが必要なのか?そもそも参加できるのか?そういったことが気になるという方も多いはず。
「Gadget展示会の歩き方・台北COMPUTEX」はまさに、こういったポイントがひと通りおさえてある“ガイドブック”と呼べる内容ですね。ひとつ残念なことは、こちらは委託販売情報などは見つけることができなかったということでしょうか。
余談ですが、電子小物愛好会さんのサークルスペースはProject Connectの隣。Project Connectの主・すまさ氏(@sumasa)によれば、前回のコミックマーケット91でもお隣だったそうなので、もしかしたらまた次回……。次刊も楽しみにしています。
さいごに
初参加となったコミックマーケットは設営準備の時点から予想を軽々と超えていく衝撃ばかり。
コミケ(C92)、この規模のホールが東側だけで7つ?あるとか。しかもこれ、お客さん入る前という……(すごい pic.twitter.com/clItMJTWcm
— まきはら とよかず (@sosuke14jp) 2017年8月10日
今回のコミケ参加における目的であった「会場の雰囲気を知ること」は、自分が寄稿した頒布物を対面で販売する、会場をひと通り歩いてみる、他サークルの頒布物を買ってみる、といった中で無事果たすことができました。何よりとても楽しめたことは大きな収穫に。
次回は(当選すれば)2017年末。参加できる(現地に行ける)かはまだわかりませんが、とりあえずは当選を祈り、結果を楽しみに待つことにします。
最後に宣伝ですが、私が寄稿したサークル・Project Connectではコミックマーケット92向けの最新刊および既刊のいずれもCOMIC ZINにて委託販売中です。
今回私が寄稿したほうの新刊「Connect! Vol.10」は、当日の会場販売分が売り切れるなど、多くの方に興味を持っていただけた模様。もう1冊の新刊「Connect! Vol.SP7」も「Eee PC」というテーマに懐かしさを感じ、指名買いがかなり多く見られました。PC Watchに取り上げられた効果も大きかったのかも。
買えなかった(あるいは会場に行けなかった)なんて方はぜひ、委託販売をチェックしてみてください。