日本全国に9店舗あるKDDI・沖縄セルラーの直営店の中でも唯一、カフェが併設されているau SENDAI。この一部スペースを利用し、現在GoogleのAR(拡張現実)技術・Tangoを活用したイベント「BLUE LEAF CAFÉ × ミク☆さんぽ」が開催されています。
この記事ではau SENDAI限定開催となるこの「BLUE LEAF CAFÉ × ミク☆さんぽ」を紹介。初音ミクファンはもちろん、最新のAR技術を実際に体験できる機会としてもオススメですよ。
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記事の目次
イベント概要
今年で誕生から10周年を迎えるキャラクター「初音ミク」とのコラボ企画となっている今回のイベント。au SENDAI併設のカフェ「BLUE LEAF CAFE」店内の一部スペースを使い、AR技術で再現された初音ミクと一緒にカフェを楽しむ内容です。
イベントの概要はS-MAX(エスマックス)にて、取材記事が公開済み。
Googleが開発するAR技術「Tango」によって「初音ミク」と一緒にカフェを体験!KDDIとクリプトンが開催する「au SENDAI」でのイベントを紹介【レポート】 – S-MAX
今回は他の一部のKDDI直営店でも、AR技術を使った写真撮影会は開催予定。ただしカフェ体験ができるのは、カフェが併設されたau SENDAIだけです。こういった機会自体がめずらしいだけに、ぜひともチェックしておくことをオススメします。
イベント初日の様子を紹介
今回は前述のS-MAXでの取材記事作成があったため、イベント開始前日に行われたメディア向けの事前説明会に参加。一足先にその内容を体験しました。
ただ「説明会と実際のイベント当日では設営がどう違うのか」「お客さんの反応はどうか」といったことが気になったこと、会場が容易に足を運べる距離であったこと、などを理由として、イベント初日にもau SENDAIを訪問してみることに。
BLUE LEAF CAFEの奥に設けられた体験スペースは、ガラスのパーテーションで完全に区切られた空間になっていました。事前予約(整理券発行)をしての参加となり、1日に全12回設けられた時間枠ごとの完全入れ替え制です。
▼体験スペースの様子
体験に没頭しやすい配慮がうれしい
S-MAXの記事中でも触れていますが、体験スペース内に用意された席がすべて同じ向きになっており、他の体験者と向かい合わせにならない(お互いの表情が見えない)というのは地味ながらもうれしい配慮ではないでしょうか。
どうせなら周囲の目を気にせず楽しみたい!そう考えると他の参加者を必要以上に意識しなくてよいことは、より体験に没頭しやすい要素となります。ガラスのパーテーション越しに外から様子は見れますが、参加者の席はちょうどそちらに背が向く配置ですしね。
飛び込み参加が可能な場合も
カフェ体験に限っては事前申込が必要で、参加枠も限られていることから、応募が多いと抽選になります。たた枠(時間帯)により空き具合が変わるため、場合によっては当日の飛び込みで参加できる場合も。
「抽選に漏れてしまったが、少しでも可能性があるなら参加したい」なんて方は、時間の都合が付けばau SENDAIに直接足を運んでみるのもアリかもしれませんね。参加の保証はできないものの、運がよければ……といったところ。
所要時間は20分前後みておくべし
私が訪問した際も、ちょうどその後の時間枠で空きがあったので、あらためて体験させてもらうことに。
ARを使った体験は1回15分。ここに座席への案内、事前の端末準備(空間情報の設定)、操作説明といったことも含めると、所要時間は20分前後見ておくとよいですね。
BLUE LEAF CAFEで注文した飲食物を持ち込む場合は、事前に余裕を持って注文を済ませ、受け取っておくことも忘れずに!
体験中に専用端末からできる操作は「会話」と「写真撮影」の2つ。撮影した写真は体験終了後、専用端末に表示されるQRコードを読み取ることで、専用サーバーからダウンロードできます。
▼会話は表示される選択肢の中から選ぶスタイル
話しかける内容は予め用意されたものから選ぶスタイルですが、表示される内容は体験スタートからの時間経過により変わっていきます。
もちろん会話の内容により初音ミクのリアクションも変わるので、少しのんびり休憩したり、写真を取ったりしながら楽しむのがよいでしょうね。
Google「Tango」のAR技術を試す
初音ミクとのカフェ体験を楽しむ!という本来の趣旨もよいですが、この企画を実現するためにGoogleが開発するAR技術・Tangoが活用されていることも個人的には要チェックかな、と。
AR技術ではモーショントラックカメラや深度センサーなどを用いて空間情報を認識。指定した座標にグラフィックを表示。加えて今回の企画では「オクルージョン」と呼ばれる技術が大きなポイントになっています。
“テーブルの向かい側に座っている”ことを表現するため、前後の障害物などの存在も認識。例えば座った際に隠れる腰から下はテーブルに隠れ、でも角度を変えればきちんと見えるようになっています。
▼手前にドリンクを置いてみる。左腕がきちんと隠れている
▼透明な障害物はあくまで“障害物”として認識される
▼見る角を変えても自然に腰を掛けている
Tango対応機として2017年7月現在に日本国内向けに発売中のモデルは「Lenovo Phab2 Pro」および「ASUS ZenFone AR」の2モデルのみ。
ただPhab 2 Proはそもそも実機に触れられる場所が多くなく、ZenFone ARはハイエンドモデルなため購入にそこそこの費用が必要。また量販店などの店頭で展示機を見かける機会があっても、その場でAR技術を試すのは正直難しいです。
こういった現状を考えると、一般でTango技術の活用方法が体験できる今回のイベントは、AR技術への関心が強い方にとっても魅力を感じてもらえる内容ですよ。
予約不要のAR撮影会体験も
Tangoを使ったAR体験としてもう1つ、初音ミクとの写真撮影会も用意されています。1回の持ち時間は2分で、ARで表示される初音ミクと一緒に写真が撮れます。
表示位置やポーズが変わっていくため、なかなか思い通りの写真を残すのは難しいですが、そこはスタッフの方も丁寧に対応してくれますよ。
▼身長が高い場合はやや膝を曲げて構えるなど工夫も必要
ちなみにこちらは事前申込不要で参加が可能。順番さえ待てば2回目以降のリトライもできるため、気にいる1枚が撮れるまでチャレンジしてみるのもよいかもしれませんね。
こちらも撮影してもらった写真は、体験終了後に専用端末へ表示されるQRコードを読み取ることで、専用サーバーからダウンロードが可能。
撮影会については今後他の一部のKDDI直営店でも開催が予定されています。
期間限定メニューやグッズにも注目
限定メニューのクオリティも高い
今回の企画と併せ、au SENDAI併設のBLUE LEAF CAFEでは期間限定のメニューを提供中。
メディア向け事前説明会が終わった後にひととおり試食もさせていただいたのですが、中でも特に気に入ったのが「さっぱりネギのピクルスとパストラミのミク☆さんど(税抜600円)」
▼さっぱりネギのピクルスとパストラミのミク☆さんど(税抜600円)
パストラミの肉々しさはもちろんながら、シャキシャキとした食感が噛むたびにしっかり楽しめるネギが美味い。
限定メニューはカフェ体験イベントとは別に、平日を含め2017年7月31日(月)まで楽しめるとのことなので、休憩やランチでBLUE LEAF CAFEを利用する機会があれば、ぜひこちらも食してみてください。
限定グッズは全国のKDDI直営店で販売中
また全国のKDDI直営店においては、初音ミク誕生10周年を記念したグッズも数量限定で販売中です。
2階に並んでいる、au直営店限定の初音ミクグッズ #auSENDAI pic.twitter.com/VZDdJ7OTfq
— まきはら とよかず (@sosuke14jp) 2017年7月8日
詳細 #auSENDAI pic.twitter.com/zkhKJq2UBa
— まきはら とよかず (@sosuke14jp) 2017年7月8日
au SENDAIの場合は建物の2階・西側、アーケードに面したエリアに特設コーナーが。もちろん体験に参加せずグッズ購入のみも可能なので、気になる方は忘れず2階にも足を運びましょう。
最後に
初音ミクファンが楽しむイベントとしてももちろん、GoogleのAR技術・Tangoを活用したサービスを直に体験できる場としても貴重な機会となっている今回の「BLUE LEAF CAFÉ × ミク☆さんぽ」。
なおカフェ体験の開催日程は7月8日(土)・9日(日)の前半、および7月15日(土)~17日(月・祝)の後半、計5日間。
各メディアでイベント紹介記事が公開されたのは早くて7月7日(金)のメディア向け事前説明会直後ですが、この時点では前半の事前申込受付は終了していました。つまり各メディアでイベントの存在を知った人の事前申込みは必然的に後半へ集中する、ということになりますね。
当然ながら当日飛び込みでの参加はより難しくなることが予想されるため、カフェ体験イベントに興味がある場合は、本日7月9日(日)23時59分まで受付が行われている事前予約を忘れずに済ませておきましょう。あとは当落の結果を待つべし。
カフェ体験の事前申込み、そしてその他イベントの詳細情報は以下リンクにて確認いただけますよ。