
2017年2月末現在、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル関連イベント「MWC2017」にて発表されたBlackBerryのAndroidスマホ「BlackBerry KEYone」。
イギリスのモバイルガジェット通販サイトCloveでは同機種の商品ページを約2ヶ月前から用意していましたが、この発表を受け、早速購入の予約受付が始まりました。
SPONSORED LINK
Cloveで新たに予約受付がスタートしているのは BlackBerry KEYone。本体カラーは1色(Black)のみで、取扱い予定モデルはEMEA(ヨーロッパ、中東及びアフリカ)向けの品となっています。
2017年2月28日(火)時点における価格設定は、VAT(付加価値税)を除いた本体価格がGBP415.83(約58,200円)。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積額は約65,100円ほどです。
KEYoneはBlackBerryが中国・TCL Communication Technology(以下、TCL)とのブランド資産ライセンスを締結して以来はじめてリリースする、QWERTY配列キーボード搭載のスマートフォン。
OSは現行最新となるAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)を採用し、Snapdragon 625オクタコアプロセッサ、3GBの内蔵メモリ、32GBの内蔵ストレージといった構成です。
アルミ製のフレームを採用する本体上部には4.5インチ(アスペクト比3:2)で解像度が1620×1080と変則的なディスプレイを搭載。
また前面下部に配置されたQWERTY配列の物理キーボードにはタッチセンサーが内蔵され、キーボード上でのタッチやスワイプといった操作にも対応。スペースキーには指紋認証機能も組み込まれています。
そのほか、BlackBerry公式サイトの製品ページで確認できるEMEA版の主な仕様情報は次のとおり。
| サイズと重さ | |
|---|---|
| 高さ | 149.3 mm |
| 横幅 | 72.5 mm |
| 厚さ | 9.4 mm |
| 重さ | 180 g |
| システム | |
| OS | Android 7.1 |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Octa-Core |
| RAM | 3 GB |
| ROM | 32 GB |
| SDカード | 対応(最大2TBまで) |
| バッテリー | 3,505 mAh |
| ディスプレイ | |
| サイズ | 4.5 インチ |
| 解像度 | 1620 x 1080 |
| 種類 | IPS LCD |
| カメラ | |
| メイン | 1,200 万画素 |
| サブ | 800 万画素 |
| SIMカード | |
| 種類 | Nano SIM |
| スロット数 | 1 |
| 通信方式 | |
| FDD-LTE |
Band 1 Band 2 Band 3 Band 4 Band 5 Band 7 Band 8 Band 13 Band 17 Band 20 Band 28 |
| TDD-LTE |
Band 38 Band 40 |
| WCDMA | 不明(記載なし) |
| CDMA | – |
| TD-SCDMA | 不明(記載なし) |
| GSM | 不明(記載なし) |
| Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
| Bluetooth | Version 4.2 |
| その他 | |
| 防塵防水 | – |
KEYoneについては販売地域別に「Canada, LATAM, APAC, US V1」「EMEA」「US V2」の3モデルが発表済み。以下は2017年2月28日(火)時点で発表済みとなる各モデル毎の対応通信方式・周波数情報です。
| モデル | 対応する通信方式・周波数 |
|---|---|
| Canada, LATAM, APAC, US V1 | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/28/29/30 TDD-LTE:Band38/39/40/41 |
| EMEA | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/13/17/20/28 TDD-LTE:B38/40 |
| US V2 | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/12/13/20/25/26/28/29/30 TDD-LTE:B41 CDMA:BC0/1/10 |
仮に日本で使うと考えた場合には、NTTドコモやソフトバンク系回線で使うのであれば「Canada, LATAM, APAC, US V1」、au系回線で使うのであれば「US V2」がそれぞれ適しているといえますね。そうなると、このいずれでもない「EMEA」モデルの購入は相対的にはオススメはしづらい、というのが正直なところ。
なおCloveでは、KEYoneの初期分の在庫入荷時期を「2017年4月中旬予定」としています。
Source:Clove
