シンガポールと香港に販売拠点を持つモバイルガジェットの海外通販サイトETOREN(イートレン)にて、Huawei Technologies(以下、Huawei)Mate 9 Pro の取り扱いが始まっています。
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2017年1月11日(水)より新たに取り扱いが始まっているのは Huawei Mate 9 Pro(本体色:Haze Gold)。
型番はDual SIMモデルを示す【LON-L29】となっており、問い合わせにて確認したところ、現在庫分は台湾向けのSIMフリーモデルであるとのこと。
同日時点における価格設定は、輸入消費税分を含む販売価格がUSD908.00(約105,500円)。Mate 9 Pro の台湾における定価は税込みでTWD26,900(約98,000円)に設定されていることから、やや割高ではある価格設定といえます。
なお日本国内住所宛てへの配送料、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した購入費用の概算見積額は約109,900円ほどです。
Mate 9 Pro は2016年11月に発表されたハイエンドスマートフォン。フラグシップモデル Mate 9 の上位仕様版となります。
金属製のボディには5.5インチ(解像度は2560×1440のWQHD)で左右の縁が湾曲した有機ELディスプレイを搭載。ここに自社グループ製SoCのKirin 960(オクタコア)、6GBのRAM、128GBのROMが組み込まれています。
また背面には1,200万画素のRGBカメラと2,000万画素のモノクロカメラで構成されるライカ協業のデュアルレンズカメラを搭載。それぞれのカメラで記録した情報を合成することで、色彩情報、コントラスト情報、ディテール情報をリアルに再現できる設計です。
なお普及モデル(Mate 9)と比べた場合には、デザインやスペックなどにいくつか変更点があります。
- 画面左右の縁が湾曲したデザインに
- 画面サイズが5.9インチ→5.5インチに小型化
- 画面解像度がFHD(1920×1080)→WQHD(2560×1440)に高精細化
- メモリ容量を4GB→6GBに増量
- 内蔵ストレージ容量を64GB→128GBに増量
- SDカードスロットを廃止
その他、Huawei公式サイトの台湾向け製品ページにて確認できる主な仕様情報は次のとおりです。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 152.0 mm |
横幅 | 75.0 mm |
厚さ | 7.5 mm |
重さ | 169 g |
システム | |
OS | Android 7.0 / EMUI 5.0 |
SoC | Huawei Kirin 960 Octa-Core 2.4GHz x 4 1.8GHz x 4 |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
SDカード | 非対応 |
バッテリー | 4,000 mAh |
ディスプレイ | |
サイズ | 5.5 インチ |
解像度 | WQHD(2560 x 1440) |
種類 | Super AMOLED |
カメラ | |
メイン | 2,000 万画素(モノクロセンサー) 1,200 万画素(RGBセンサー) |
サブ | 800 万画素 |
SIMカード | |
種類 | Nano SIM |
スロット数 | 2 |
通信方式 | |
FDD-LTE |
Band 1 Band 2 Band 3 Band 4 Band 5 Band 7 Band 8 Band 9 Band 12 Band 17 Band 18 Band 19 Band 20 Band 26 Band 28 Band 29 |
TDD-LTE |
Band 38 Band 39 Band 40 Band 41 |
WCDMA |
850 MHz 900 MHz 1700 MHz 1900 MHz 2100 MHz |
CDMA | 800 MHz |
TD-SCDMA |
Band 34 Band 39 |
GSM |
850 MHz 900 MHz 1800 MHz 1900 MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | Version 4.2 |
その他 | |
防塵防水 | – |
対応する通信方式と周波数が非常に幅広く、まず多くの海外向け端末同様にNTTドコモ系やソフトバンク系の回線では広いエリアで利用が可能。加えてCDMAの800MHz(BC0)やLTEのBand18/26/41などもサポートすることから、KDDI系の回線でも使用できる構成といえます。
国内でも発売中の Mate 9 と比べれば、外寸は高さが約5mm、横幅が約4mm、厚みが約0.5mmずつ、それぞれスリムに。加えて本体重量も約20g軽量化されている Mate 9 Pro。サイズダウンすることでより持ちやすくなる一方、中身はよりグレードアップしています。
価格がもともと10万円近くと簡単には手が出せるものではありませんが、国内未発売モデルという珍しさも含め、価格相当の魅力が十分に感じられそうな1台といえそうです。
国内では相変わらず Mate 9 の品薄も続いているだけに、こちらに手を出してみるのもアリかもしれませんね。
Source:ETOREN