香港とシンガポールに販売拠点を持つモバイルガジェットの海外通販サイトETOREN(イートレン)にて、Lenovo傘下Motorola Mobility(以下、Motorola)のハイエンドスマートフォン Moto Z の販売が始まっています。
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2016年11月4日(金)時点で新たに販売が始まっているのは Motorola Moto Z XT1650。ETORENに問い合わせて確認したところ、現在取り扱う商品はシンガポール向けのSIMフリーモデルとなっています。
同日時点における価格設定は、輸入消費税分を含む販売価格がUSD699.00(約72,100円)。ETORENでは2色(Black/White)の本体カラーを取扱いする予定ですが、現在商品が入荷しているのはBlackのみです。
日本国内住所宛てへの配送料、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した購入費用の概算見積額は約75,600円ほどとなります。
Moto Z は Motorola のスマートフォン新シリーズ「Moto Zシリーズ」のフラグシップモデルとして2016年6月に海外で発表された新機種。日本国内向けにおいても「型番:XT1650-03」のSIMフリーモデルがビックカメラをはじめとする大手量販店やAmazon.co.jpなどで発売中です。
基礎仕様は5.5インチ(解像度は2560×1440の2K)の有機ELディスプレイやSnapdragon 820プロセッサ、4GBのRAMを搭載、といった具合に現行のハイエンドとして文句のない高仕様。
この内容でありつつ、Moto Zシリーズ専用アクセサリー「Moto Mods(モト・モッズ)」によって機能拡張ができる点を活かすため、端末単体ではわずか5.19mmという薄さを実現。その一方で搭載する外部入出力端子はUSB Type-C端子1つのみに絞られており、3.5mmイヤホンジャックは廃止されています。
その他、Motorola公式サイトのシンガポール向け製品ページにて確認できる主な仕様情報は次のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ:153.3 mm 横幅:75.3 mm 厚さ:5.19 mm |
重量 | 約 136 g |
OS | Android 6.0.1 (開発コード名:Marshmallow) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 820 Quad-Core (1.8GHz Dual + 1.36GHz Dual) |
メモリ | RAM 4GB ROM 64GB |
バッテリー | 2,600 mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ WQHD(2560 x 1440) Super AMOLEDディスプレイ 535ppi |
カメラ | メイン:1,300万画素 サブ:500万画素 |
通信方式 |
LTE Cat 6 Wi-fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
その他 | SIMカード:Nano SIM x 2 SDカード:対応(最大2TBまで) ※SIMカードスロット2とSDカードスロットは排他仕様 |
対応する通信方式を確認してみると、FDD-LTEおよびTDD-LTEの対応周波数は日本向けモデル(型番:XT1650-03)と同じ構成になっています。
またETORENからの情報として、2016年11月3日(木)時点での最新ファームウェアでは日本の技適マークもついていることを確認済みです(今後のアップデートでなくなる可能性はあり)。
シンガポール向けの製品ページでは、3G(UMTS/HSPA+)がBand表記でないことからBand6/19(NTTドコモのFOMAプラスエリア)の対応具合は確認できませんが、シンガポール向け製品は日本向けと同じ「型番:XT1650-03」となっている可能性も考えられます。
シンガポール向けの製品ページには4G+3Gまたは3G+3Gの同時待ち受け(デュアルシム・デュアルスタンバイ。DSDS)もサポートすると明記されており、こちらも同一仕様に。
日本国内での実売価格が92,000円(税込)前後となっていることを考えれば、ETORENを利用することで16,000円程度安く入手できる計算にもなり、同機種の購入を検討している方にとっては魅力の感じられる販売内容です。
なおETORENでは販売するすべての商品に1年間の商品保証を付帯しており、万が一、購入後に不具合が発生した場合でも比較的安心できる販売元ともなっています。
Source:ETOREN