2016年7月に海外で発表され、9月中旬には日本国内においてもMVNO（仮想移動体通信事業者）の楽天モバイルが独占販売という形での取扱いを発表していた Huawei Technologies（以下、Huawei）のhonorシリーズ最新モデル「honor 8（オーナー・エイト）」。
こちらの商品が本日より発売。仙台駅前にある楽天モバイル仙台駅前店に足を運び、早速実機の外観を確認してきました。用意されている3色のカラーバリエーション毎に光の反射具合が異なる点が印象強く、ファーストインプレッションでは質感のよさを感じられましたよ。
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記事の目次
楽天モバイル仙台駅前店へのアクセス
仙台はプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」の本拠地があるということもあって（？）か、仙台駅前に楽天モバイルの直営店「楽天モバイル仙台駅前店」があります。
ちなみに現在市内で確認している他のMVNO直営店舗は先日取材したトーンモバイル取扱い店舗のTSUTAYA仙台荒井店くらい。それくらい、珍しい存在といえます。
お店は仙台駅からは徒歩数分の距離で、さくら野百貨店・仙台店の1階に入っています。なお仙台駅とさくらの百貨店は地下通路でつながっており、天気が悪い日でも（道さえ迷わなければ）一度も屋外にでることなくアクセスもできる好立地です。
あおば通り（駅から伸びる中央の大通り）沿いを歩いていると、ガラス越しに楽天モバイルの看板と店内が見つかります。
楽天モバイル仙台駅前店の営業時間は10:00～20:00。この日はhonor 8発売当日の朝一（10時すぎ頃）に来店しましたが、（購入端末までは確認できなかったものの）すでに受付カウンターで数名が手続きを行なっていました。
お目当ての honor 8 は屋外からの光も差し込む、窓際に3色並んで配置されていました。
本体カラーは奥（左）からサファイアブルー、サンライズゴールド、パールホワイトです。
honor 8の外観デザインをチェック
個人的にも honor 8 に関して最も気になっていたのが外観デザインと質感。イメージ画像や写真で見かける独特の輝き（反射感）はぜひ手にとって確認したいと思っていたので、それぞれ写真で記録しつつ、チェックしてきました。
パールホワイト
1色目はホワイトベースの「パールホワイト」。フロントパネルはホワイトで、縁が丸みを帯びた2.5Dガラスが採用されています。ホワイトは非常に明るい色味になっており、そこにガラスの光沢が加わることでよりクリーンな印象。
リアパネル。光を当てると反射によって山状のギザギザとした模様が現れます。ツヤツヤとしたホワイトカラーの外装は消して珍しくありませんが、この反射具合はかなり独特といえます。
背面中央のやや上部には物理式の指紋認証センサーを配置。センサー自体は物理ボタンとしても設計されており、実際に「カチッ」と押し込むことが可能。ここにはシャッターボタンの代わりとして使うなど、指紋認証以外の機能も組み込まれています。
またメインカメラは楽天モバイルが同じく独占販売として扱っている旧モデル「honor 6 Plus」あるいは量販店などで端末単体でも購入できる「P9」などと同じデュアルカメラ構成。レンズ自体はRGBの色情報とモノクロで情報を取り込み合成して記録するP9と同じ仕様です。ただしHnoor 8にはLeicaなどの文字は入っていません。
パールホワイトの側面色はシルバー。素材は金属となっており、丸みを帯びた指あたりの良い形状は端末サイズ（5.2インチ）と相まって高いグリップ性が感じられます。
また側面に設けられた物理キーのうち、電源キーだけはスピン加工が施されていました。触れていても加工による質感の違いがわかるので、指先だけで音量キーと電源キーの押し間違いは防げそう。
サファイアブルー
2色目は深いブルーな色味が印象的な「サファイアブルー」。フロントパネル、リアパネルともにブルーで統一された仕上げとなっています。
3色の中でもっともリアパネルの反射具合が特徴的と感じたのはこのカラー。現れる模様はパールホワイト同様に山状のギザギザですが、こちらはより多く（細かく）模様が確認できます。光を当てる角度を変えながら観察するのが一番楽しいのは、間違いなくこのカラーでしょう。
なお側面はフロントパネル・リアパネルよりやや明るい色味であるものの、ブルーで統一されています。
サンライズゴールド
3色目はゴールドベースの「サンライズゴールド」。こちらもフロントパネル・リアパネルはゴールドで統一されていますが、フロントパネル側はラインナップ3色の中でも、もっともキラキラと光を反射する印象。
リアパネルは写真で見るとシルバーにも見えますが、より光沢感の強い仕上げに。他の2色とは異なり、光を反射して現れる模様が縦状の太い筋となっている点がデザインにおけるポイントといえるかも。
光沢感の強さは3色の中でも随一で、はっきりいえば一番派手。ただし仕上げは鏡面仕上げではないため、正面から写真を撮影してみても、そこまではっきりと映り込むことはありません。
こちらも側面はゴールドで統一されています。
（3色共通ですが）アンテナラインは端末下部が垂直方向に左右2本。
端末上部は左右の側面に水平方向に2本入っています。
実機確認後のファーストインプレッション
実際に展示機をタッチ&トライしてみて感じた、主に外観デザインや質感についてのファーストインプレッションを整理してまとめておきます。
手頃なサイズと意外に軽量な本体
手にとってみてまず感じた印象は「想像よりもだいぶ軽い」ということ。金属とガラスを素材に使う機種は最近ハイエンドだけでなく、ミドルレンジクラスのモデルにも多く見られる様になってきました。
そういった多くの機種がある中でも（用いている素材を考えると）重量の軽さは印象強いです。搭載するディスプレイサイズが5.2インチと現行においては標準～ややコンパクトよりということもあり、片手でも持ちやすい。側面の丸みもこの印象に大きく貢献しています。
ただこれは言い方を変えれば「素材の割に高級感（重厚感）が薄い」とも受け取れるかも。
「長時間持っていても疲れにくい」であろう点は個人的には大きな魅力と感じますが、質感として「持っている」こと感じられる重厚さが欲しい方にはやや物足りなさも感じられるでしょう。
リアパネルの反射具合がやはり最大の魅力
個人的にも最も気になっていたリアパネルの光沢仕上げ。これは実物を確認しても強く魅力が感じられました。ただガラスパネルを用いた端末ならたくさんありますが、この独特の反射具合にはそそられる方も多いはず。
なおここまでにも触れてきましたが、反射具合（現れる光の筋の模様）は本体カラー毎に違ったものになっています。これはとてもおもしろい点です。
カラーによって反射の具合が違う仕上げはよい（おもしろい）と思います pic.twitter.com/oXH0jYTB0X
— まきはら そうすけ (@sosuke14jp) 2016年9月28日
山状の模様が控えめに現れるパールホワイト。
見とれるほどにギラギラと模様が浮かび上がるサファイアブルー。
ズドンと縦一線のきれいな筋が現れるサンライズゴールド。
購入する際はただ「色」で選択するのではなく、ぜひこういった「反射具合（模様）の違い」も頭に入れて選ぶことをオススメします。
なおリアパネルに関してひとつ情報を加えると、用いられているガラスはかなりツヤツヤとしています。今回写真を撮影する中で「何かわからないが、いつもより写真が撮りやすいな……」と違和感を抱いていたのですが、後からその理由が「盗難防止のケーブルが剥がれていたこと」だと気が付きました（笑）
ぐっと押し付けて再度粘着してみても、ぽろりと取れてしまう始末。お店側の管理は大変かもしれませんが、それくらいツヤツヤであることが感じられましたよ。
余談：楽天モバイル内ではイメージ映像も
楽天モバイル仙台駅前店内には大型のディスプレイも設置されているのですが、こちらでは発売初日ということもあり、honor 8 の製造工程や設計を見て取れるイメージ映像も再生されていました。
直営店ならではの内容といえますが、この映像をじっくり眺めているだけでも楽しめますよ。
最後に
honor 8 は本日（2016年9月28日）より楽天モバイルの公式オンラインストアでも発売となっています。
2016年12月1日(木)9:59までは同機種の発売記念キャンペーンとして、SIMカード（音声通話付き／データ通信専用いずれでも可）とセット購入することで、Honor 8の端末価格が46,224円→38,664円（いずれも税込）へと割引される施策も実施中。
またこちらは期間が特に謳われていないものの、SIMカード + honor 8 本体購入者全員にHONOR GIFT BOX（マイク付きイヤホン、USB TypeCコネクタ、microUSBケーブル、自撮り棒のセット）が付属するプロモーションも。
足を運べる範囲に楽天モバイル直営店を含む取扱い実店舗があれば（事前に問い合わせを行ない展示機があることを確認の上）まずはぜひ実物で質感を確認してみて欲しいところ。そして、わざわざそこまでする価値は十分に感じられる美しい仕上がりの1台だと思います。
