LG Electronics(以下、LG)が今年2月に発表した同社Gシリーズのフラグシップモデル LG G5 LG-H860 を購入し、現在約1ヶ月ほど使用しています。今回はこのLG G5の外観デザインを写真で紹介していきます。
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パッケージと同梱品を確認
今回購入した LG G5 は本体カラーは台湾向けのSIMフリーモデル。搭載でも価格情報・在庫情報を定期的に紹介している海外通販サイトETOREN(イートレン)にて手配しました。
同サイトでは取扱い開始直後こそ、輸入消費税分を含んだ販売価格がUSD760.00となっていましたが、他メーカーのフラグシップよりも急激に値下げが進行。私自身が注文を行なった8月中旬において既にUSD462.00での取扱いとなっていました。
もともとモジュール式の本体設計には強く興味を持っていたものの、ボディが金属の上に複数回の塗装を重ねた仕上げとなっており、外面の金属メッキが剥がれやすいといった問題があることを知ったため購入検討を一次中断。
今回 Galaxy S7 から Galaxy Note7 への買い替えを行なうにあたり、その入れ替え期間に試す端末として価格的にもだいぶ手頃となっていたことから購入にいたりました。
購入した本体カラーはGoldですが、パッケージはビビッド寄りな緑と白の紙で作られています。
LG G5については今回私が購入した「型番:LG-H860」の他、香港向けモデルの「型番:LG-H860N」なども比較的よく取り扱われています。
価格は香港向けモデルとなる後者のほうが高い傾向にありますが、LG公式サイトにある仕様表(台湾/香港)を見る限りでの違いは3G(TD-SCDMA)に対応しているか否かといったくらい。このあたりが重要とならないエリアでの使用であれば、価格の安いLG-H860を購入するほうがおトクとなる可能性が高いと思われます。
台湾向けの商品なので、パッケージ背面に書かれている仕様情報は中国語で記載されています。
パッケージは白地のスリーブカバーと緑地のボックスから成り立っており、スリーブを引き出すとちょうど同機の特徴となるバッテリー交換中のようなデザインが現れます。
緑地の箱の蓋は縦方向に開くつくり。
端末の下に説明書やその他同梱品が収められています。
パッケージの内容物一式がこちら。LG G5本体の他、イヤホン、SIMカードのイジェクトピン、USB Type-Cケーブル、充電アダプター、説明書が入っています。
同梱されているイヤホンは特段高級感があるわけではありませんが、ケーブル部分の被覆はナイロン(布素材)になっているなど、断線がしにくい設計。
台湾のコンセント形状は日本のものと同じですので、同梱されている充電アダプターは変換器なしでそのまま使用することが可能です。
外観デザインを写真で確認
続いてLG G5本体の外観を細かく見ていきましょう。今回購入した本体カラーはGoldですが、Goldの色味はギラギラとした光沢感がなく、比較的落ち着いて使える印象。フロントパネル側を見るとディスプレイ下側を除く3辺がベゼルレスのようなデザインとなっていることがはっきりわかります。
実際にはディスプレイの上部と縁までの間にはブラックのベゼルが存在しているものの、このあたりのデザインはかなり上手にまとめられているように感じます。上側はフロントパネルが縁にかけて丸みを帯びているため、保護フィルムなどは探すのが難しそう。
ディスプレイ下側については、色の境目になる部分ギリギリまでが画面になっています。
なおこのLGのロゴがプリントされた場所は、よく見ると垂直方向にヘアライン加工も施されています。金属メッキとのことですが、指で触った質感は思った以上には”金属らしさ”を感じることが可能です。
側面をぐるりと確認。上面から確認すると、フロントパネルのディスプレイ上部は特に大きくカーブしたデザインとなっていることがわかります。なおオーディオジャックはこちらの面、ディスプレイ向かって右側に配置。
右面には真ん中より下の位置にSIMカード/SDカードスロットを配置。
カードトレイは樹脂製で(壊さないよう)扱いにはやや注意したほうがよい気も。SIMカードスロットは2ついずれもNano SIMサイズとなっており、SIMカードスロット2はSDカードスロットとの排他仕様です。
下面は左からスピーカー、外部入出力端子(USB Type-C)、マイクを配置。
左面には上の方に音量キー、下の方にバッテリーカバー着脱用のボタンが並びます。
この端末本体とカバーの境目やや上にあるのがバッテリーカバー着脱用のボタン。
続いてリアパネル。こちらも側面などと同様、Goldの金属メッキで仕上げられています。
中央最上段に配置されたメインカメラは画角78度(有効画素数1,600万画素)の通常カメラ、そして画角135度(有効画素数800万画素)のワイドアングルカメラによるデュアル構成。2機のカメラで写真を合成といった使い方でなく、単純に撮影する画角を変更する際に切り替える使い方になります。
側面から見ると、カメラ部分はやや盛り上がった形状。ただしカメラレンズの周囲(リアパネル)がやや高さのある作りとなっており、置いた際にレンズ部分が直接擦れるケースは多くなさそうな気もします。
そしてカメラの下には電源キーの機能を兼ねた、指紋認証センサーを搭載。
手に持てば、端末を持っている手の人差し指が自然と伸ばせる位置になっており、置いて操作する場面を除けば操作性もまずまずといったところ。ボタンとしての押し心地は(柔らかめですが)きちんと「カチッ」という反応があり、ボタンを押していることははっきり認識できます。
ディスプレイサイズが5.3インチということで、現行においては平均程度の大きさとなるのではないでしょうか。手で持ってみるとそれなりのサイズ感といったところですが、ベゼルレス風のデザインによって触る前に抱いていた印象よりはスリムに感じられます。
表面はかなりサラサラとしているので、傷つきやすさ(塗装のはげやすさ)も含めて考えれば、個人的にはケースを付けて使用したいですね。このあたりはやや残念にも感じます。
バッテリーを着脱テスト
モジュール式の設計を確認するため、バッテリーの取り外しも試してみました。リアパネルを見るとはっきりわかるとおり、下部に境目ができています。ここからカバーが分離する設計になっています。
別パーツの組み合わせで構成されているため、隙間はどうしても完全に密着はしてくれない模様。
側面から観察してみると、写真向かって左側は黒い線の影が太く出ており、段ができていることも確認できました。このあたり、細かい部分まで気になってしまう方にあまりオススメできない端末だと思います。
バッテリカバーは側面に設けられたボタンを「カチッ」と反応があるまで強く押します。するとカバーのボタン側の端が浮き上がります。
あとはこれを手で引っ張ります。反対側は特に可動式のロック機構などは設けられておらず、バッテリーカバーを引っ張ることでバッテリー自体もスルスルと引き出すことができました。
バッテリーを完全に抜き出してみたところ。バッテリーカバーとバッテリーはしっかりと固定されています。
端末本体側の断面。左側の大部分がバッテリーを収納する空間となっています。
バッテリーカバーとバッテリーはフック構造で強めに固定されていますが、これも(力ずくですが)で引っ張ることでもちろん分離が可能。
バッテリーに設けられたフック構造。
こちらはバッテリーカバーの断面。バッテリーカバー側の組み立てネジは、一般的な十字ネジとなっています。
ファーストインプレッションまとめ
LGのフラグシップモデルを実際に購入して触るのが今回が初めて、かつハイエンドモデルとしても唯一過去に購入した経験のあるモデルが G Flex 2 LG-H959 ということで、王道デザインのハイエンドモデルとしても初めて購入した製品となります。
そんな状態でこの LG G5 を触ってみた印象としてまず感じたのは想像以上に金属の質感は出ているということ。金属メッキの吹付けということで指ざわりなどの質感はもう少し安っぽさも感じるかもと思っていましたが、この点は良い意味で、仕上がりの高さを感じることができました。
ただ細かく見ると、端末本体とバッテリーカバー間にやや歪のようなぶぶんが見られるのは惜しい気持ちも。取り換え用のモジュールとして音楽再生機能を強化できる LG Hi-Fi Plus with B&O PLAY(型番:AFD-1200)を手配しているので、こういったモジュールと付け替えた際の印象も今後紹介していくことにします。
とりあえず外観までをチェックした段階であれば、思っていたよりも質感は好みといったところです。
2016年9月10日(土)時点においては、まだ引き続きETORENでも3色(Gold/Silver/Pink)の本体カラーを取扱中。輸入消費税分を加味した販売価格もさらに値下がりしており、USD445.00(約45,400円)~購入が可能となっています。
また購入後の商品保証を無しにすれば、1ShopMobile.comやebayといったサイトでさらに安く購入することもできるはず。気になった方はチェックしてみてもよいように思います。
引き続き次回以降はソフトウェアや使い勝手などを順に紹介していきます。