イギリスのガジェットショップHandtec(ハンドテック)にて、Huawei P9 の販売が始まっています。
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2016年4月23日時点における本体価格はVAT(付加価値税)抜きでGBP444.99(約71,400円)。
Handtecでは取り扱い予定として本体カラー6色(Haze Gold/Ceramic White/Rose Gold/Prestige Gold/Titanium Grey/Mystic Silver)分の商品ページを用意していますが、このうち現在商品在庫が入荷しているのは Titanium Grey 1色のみ。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積もり額は約78,700円ほどです。
Huawei P9 は現地時間の4月6日、イギリス・ロンドンで開催されたイベントにて発表されたHuaweiのハイエンドシリーズ「Pシリーズ」の最新モデル。
金属製の筐体には継ぎ目なくフロントパネルのガラスを接合。ここに5.2インチ(解像度は1920×1080のフルHD)のIPS-NEO液晶ディスプレイ、HiSilicon Kirin 955 オクタコアプロセッサを搭載。
また最大の特徴となるのはメインカメラで、ドイツの老舗カメラメーカーLeica(ライカ)との協業により、同社の品質基準をクリアしたものを搭載。
そしてそのカメラはデュアルレンズ・デュアルイメージセンサー仕様となっており、片方のカメラでRGB情報を、もう片方のカメラでモノクローム情報(明るさの情報)を記録し1枚の写真に合成します。
これにより一般的なスマホのカメラと比べた際に、暗所での撮影においても階調の豊かな仕上がりが表現できるとのこと。
なおHandtecの商品ページを見る限り、モデル番号等の詳細は記載がありません。対応周波数欄にVIE-L29やVIE-L09といった記載が見られますが、これは Huawei P9 ではなく、大型モデル「Huawei P9 Plus」のものです。
Huaweiの製品ページを確認する限り、Huawei P9には仕様の異なる3モデル(EVA-L29/EVA-L19/EVA-L09)が存在。ただそのうちの1つ(EVA-L19)は3GのTD-SCDMAに対応することから主に中国向けに投入されるモデルと予想され、逆に残る2モデルが欧州などで取り扱われるものとも考えられます。
ちなみに今回Handtecが販売を開始したモデルはRAM3GB/ROM32GBとなっており、残る2モデルでこの条件に合致するのはSingle SIMモデルのEVA-L09。つまり今回販売が開始されたモデルは、このEVA-L09である可能性が高いと考えられます。
参考までに、このモデル(EVA-L09)の主な技術仕様は次の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 145 x 幅 70.9 x 厚さ 6.95 mm |
重量 | 約 144 g |
OS | Android 6.0 Marshmallow/EMUI 4.1 |
プロセッサ | Huawei HiSilicon Kirin 955 64bit Octa-Core(2.5GHz Quad + 1.8GHz Quad) |
メモリ | RAM 3GB/ROM 32GB |
バッテリー | 3,000 mAh |
ディスプレイ | 5.2インチ FHD(1920×1080)IPS-NEO液晶ディスプレイ、423ppi |
カメラ | リアカメラ:1200万画素 x 2 フロントカメラ:800万画素 |
通信方式 |
4G(FDD-LTE):Band 1/2/3/4/5/6/7/8/12/17/18/19/20/26/28 Wi-fi:802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
その他 | SIMカード:Nano SIM SDカード:microSDカード 外部入出力端子:USB Type-Cコネクタ |
対応周波数をチェックしてみるとFDD-LTEのBand18(auのプラチナバンド)やBand19(ドコモのプラチナバンド)、そして3G(UMTS)のBand6/19(ドコモのFOMAプラスエリア)も含まれており、非常に幅広くサポートがされています。
ちなみに同機種は日本国内向けの販売予定は今のところ正式に発表されていませんが、上記内容を含めると今後リリースがされる可能性もあるかもしれません。
なお今回Handtecでは取扱いがされていないRAM4GB/ROM64GBモデル(EVA-L29)では上記に加えてTDD-LTEのBand41(auのWiMAX2+、ソフトバンクのAXGPと互換性あり)もサポート。
日本国内においてより便利に使うのであれば、こちらの登場を待つのもありかと思います。