気がつけば今年も残り2ヶ月を切り、日によってはすっかり冬の肌寒さを感じる日も。ということはとうとうアレの季節到来です。そう、かきです。実は先日、横浜のベイエリアに広島かきが食べられるかき小屋「ひろしま元祖 ミルキー鉄男のかき小屋 by TYCOON(タイクーン)」がシーズン限定でオープンするということで、そのマスコミ試食会に参加してきました。
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最寄り駅はみなとみらい線の元町・中華街駅、あるいはJR根岸線の石川町駅。今回私は自宅から乗り継ぎのよかった石川町駅で下車し、そこから20分ほど徒歩で移動しました。目印はこの看板。シーズン限定ながら、それらしくないしっかりとした看板です。
こちらが入り口。駅から歩いてくると、ちょうど写真向かって左手側から来る感じになります。
中に入るとかなり豪華な内装に。
飲み物を提供するバーカウンター。
かき小屋として使われるテントは屋外に設置されています。
ちなみにこのテントのすぐ奥はベイサイド。時間帯によっては船も通り過ぎていきます。
この日はオープン前のレセプション&マスコミ試食会ということで、早い時間からかき小屋の中にはかなり多くのお客さんが。
かき小屋内のテーブルは基本的にほとんどが4〜5人がけ。
テーブル中央に炭を入れ、炭火でかきを殻ごと焼く感じになります。
椅子はビール瓶などのケース。かき小屋らしさを強く意識した印象が伝わってきます。
卓上に用意されていた調味料。
かきを殻ごと焼くために必要なグッズ(軍手、トング、へら)とおしぼりも用意されています。
こちらは”屋外のかき小屋用”フードメニュー。かきの他にも穴子やイカ、エビ、サザエなどの海産物、リブステーキやローストチキンなどの肉類が注文できます。またシーフードを使ったピザやアヒージョといったメニューも。
ドリンクもビール、ワイン、日本酒、酎ハイ・サワー、カクテル、ハイボールなどバリエーション豊富。
こちらは食材の保冷庫。横に並んでいる白いケースには海産物などを中心にたくさんの食材がぎっしりと保管されています。
ちなみに先ほど”屋外のかき小屋用”と書きましたが、このTYCOONでは屋内でも焼きがきを楽しむことができます。
屋内席は炭火などは使えないため、テーブル中央にあるカセットガスコンロを使って焼くことになります。
そこで活躍するのがこのアルミの缶。
中を覗いてみると、ぎっしりとかきが敷き詰められています。この丸い穴から水を注ぎ、これをそのままコンロの上に乗せて加熱することで蒸し焼きにして食べる「がんがん焼き」という屋内専用のメニューになっています。
こちらは”屋内用”フードメニュー。OYSTER(左上)のメニューを見てみると、焼きがきの他にがんがん焼きが追加されています。
屋外のかき小屋に戻り、かきを焼き始めます。炭はお店の方が持ってきて、乗せてくれます。
こちらが焼きがきにする殻入りのかき。
焼く際は両面それぞれを3〜4分ほど熱する形になるのですが、最初はかきのより平らな面を下にして網に乗せます。ちなみに焼き方がテント内に大きく掲示してあるので、かき小屋を初めて利用する方でもそこまで困ることはないはず。
かきを殻ごと加熱すると、だんだん殻も乾燥し、場合によっては爆発に近い感じで殻が飛ぶことも。そこでミルキー鉄男のかき小屋 by TYCOON ではかきの上にかぶせるフタも用意。加熱中はこのフタを被せておくことで、万が一殻が爆発しても飛び散ることがありません。
焼いたかきは殻が開いていなければヘラを差し込んでこじ開けるのですが、今回は決まった時間きちんと焼くと殻がきれいに開いてくるものが割合的には結構多かったように思います。もちろんその分手間がかからず食べやすいです。かきはかなりプリプリ。
ちなみに焼きがきももちろん美味しいですが、他のメニューも豪華で美味。こちらはスペシャルミートプレート。
リブステーキやローストチキン、ジャーマンフランクといったものが含まれています。感覚的にはBBQに近いかもしれません。
リブステーキは脂のりもよく、炭火も踊るようにメラメラと燃えていました。
リブステーキとローストチキンはさすがにサイズが大きいので、焼き上げた後にキッチンバサミでカットして食べることに。
リブロースステーキはややレアな見事なやけ具合。噛みしめると肉汁が「じゅわー、じゅわわわー」と染み出てきます。
こんなメニューにはビールもよく合います。
かき以外の海産物も豪華な品揃え。
しっかり焼くときれいにフタが開いてくるホタテ。醤油をかけながら焼いて、熱々のうちにパクリといくのが実にたまりません。
炭火で火力もしっかりとしており、ベーコンやウィンナー程度ならかなりの短時間で焼き上げることが可能。
また当日焼きがきと並んで最も人気のあったメニューのひとつがこの牡蠣のアヒージョ。
グツグツ煮立つ様子を動画で撮影してみたり。
他にも食パンを一斤使い、中を繰り抜いて器にした特製牡蠣のクラムチャウダーなんてものも。
かきを焼く。食べる。
かきを焼く。食べる。
気がつけば参加者はみんなこのループをただひたすら繰り返す、といったほどに食べるペースが一向に衰える様子がありませんでした。
かきの殻は用意してあるバケツに入れるのですが、このように殻がぎっしりと入ったバケツが最終的には6〜7個できあがっていました。
場所が駅から少し離れた場所にあるため電車で行くと多少移動の手間は掛かるものの、屋外席・屋内席が用意されているため、荒天時でも(焼きがきを食べに行くという)予定をキャンセルする心配は必要はないという点は地味にうれしいところ。
個人的には過去に2回ほどこういったかき小屋に行った経験がありますが、今回は慣れとは別に、焼きがきを調理して実際に口にするまでの手間や心配(殻を開ける、殻が爆発して飛んでくることを想定する)がかなり少なかったように思います。ただしそれでありながら、焼きがきの味や風味、プリプリとした食感はきちんと感じることができました。このあたりは本場広島で店舗を営業する ミルキー鉄男のかき小屋 ならではの工夫や食材の鮮度・質があってこそ、といえるのではないでしょうか。
屋外といってもテントの中は炭火の暖かさで包まれているので、本格的な冬場でも寒さをそこまで気にすること無く、焼きがきを満喫することができる ミルキー鉄男のかき小屋 by TYCOON。天気が良ければもちろんかきだけでなくベイサイドから見えるきれいな夜景も楽しめるだけに、かき好きなら一度チェックしてみるとよいかもしれませんね。
ひろしま元祖 ミルキー鉄男のかき小屋 by TYCOON(タイクーン)
【営業時間】
平日 11:00〜22:00(L.O 21:00)
金・土・祝日前夜 11:00〜23:00(L.O 22:00)
※不定休
※雨天・強風の場合、テラス席(屋外席)が使用不可となる場合あり
【TEL】
090-5690-0088
【住所】
〒231-0801
神奈川県横浜市中区新山下3-4-17
追記:2016年3月25日
2016年4月3日(日)をもって2015-2016シーズンの「ひろしま元祖 ミルキー鉄男のかき小屋 by TYCOON」が終了するとの情報が入ってきました(また来年、ということですね)。
これに伴い、大好評への感謝として「はまかぜカキ増量キャンペーン」なるキャンペーンを実施するとのこと。下にリンクから閲覧できる記事を来店時に見せる(紙にプリント、スマホ画面に表示、のいずれでもOK)ことで、1,500円のかき盛りを増量してもらえるそうです。
かき小屋のシーズン終了を前にもう一度足を運びたい、あるいは終了前に一度行ってみたい、なんて方はぜひ有効に活用してみてください。