先日購入した「HTC One M9」。いつも通りですが、色々と弄る前に初期状態での中身を確認しておくことにします。
記事の目次
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ホーム画面
まずはホーム画面。画面数は3ページ。前作のHTC One M8とあまり大きくは変わっていない様子。
少し気になったのが真ん中の画面にある”ダウンロード”と”推奨”というフォルダ。はじめは何も入っていないので、アプリをインストールしていくと勝手にここに追加されていくものが。一般的なフォルダとは少し扱い方の違うフォルダが作成できる模様。
プリインストールアプリ
アプリドロワーにてプリインストールアプリを確認。ぱっと見ではかなり少なめ。アイコンの数は25個。
ただしその中にはフォルダもあって、フォルダの中身も覗いてみるとこれまたなかなかな数のアプリが入っていました。
結局数えてみるとアプリは55個入っていました。これから整理してどの程度減らせる(削除および無効化できる)のかは確認していきます。
メモリ(ROM/RAM)の空き容量
続いてはROMとRAMの空き容量。
まずはROMの空き容量から。HTC One M9のROM容量は32GB。そして実際の空き具合がこちら。
初期状態で全体の3分の1が専有済みといった感じ。ただ元々の容量が大きめなので、まだ20GBほど残っています。これならSDカードを差さなくても特に問題なさそうです。
次はRAMの空き容量。HTC One M9ではRAM容量は3GBとなっており、前作から1GBほど増量しています。その結果の空き具合がこちら。
こちらもシステムとプリインストールアプリで容量の3分の1ほどを専有している模様。まだ約2GBも空き容量があることを考えると、かなりアプリを追加してハードに使ったとしても、なかなかRAMがパンクすることはなさそうです。
ソフトウェアバージョン
続いてはソフトウェアバージョン。OSバージョンははじめからAndoroid 5.0.2 Lollipopでした。またCPUの発熱問題などもあったのでソフトウェアのアップデートが降ってくるかと思い確認したのですが、今現在は新たなアップデートはなしという結果に。そうそう、HTC SenseもこのHTC One M9からバージョンが7.0になっています。
ベンチマークスコア
最後はベンチマークスコア。HTC One M9はCPUに64bit対応のQualcomm® Snapdragon™ 810を搭載しているということで、この辺りは非常に楽しみなところ。
ただし先日、同じくSnapdragon™ 810を搭載したLG G Flex 2のCPUにクロックダウンが施されていた、ということがあったので、事前にクロック周波数を確認することに。
あれ、もしかしてこいつ(HTC One M9)にもクロックダウンが施されている?CPUは2.0GHzのQuad-Core+1.5GHzのQuad-Coreなんですが、平均値を出しても1.56GHzには・・・ならないですよねぇ(›´ω`‹ ) 嫌な予感。
AnTuTu Benchmark
はじめはAnTuTu Benchmarkにて測定。AnTuTu Benckmarkでは64bitに対応しているCPUだと64bitモードと32bitモードが選択できるので、結果は2つ載せておきます。
64bitモードの方はスコアが54468となっており、2位以下(Meizu MX4など)と結構な差が出ていますね。また32bitモードで測定した場合のスコアも差はそこまで大きくないものの、Meizu MX4を抑えて1位となっています。LG G Flex2の場合はここまでスコアが良くなかったのですが、これはRAM容量の違いからくるものでしょうかね。
Geekbench 3
続いてはGeekbench 3でプロセッサの性能を見ていきます。
こちらはシングルコア、マルチコアのいずれの結果においても2位以下を大きく突き放していますね。特にマルチコアの方は2位に1,000ポイント以上もの差を付けています。これもプロセッサの種類とCore数が同じであるLG G Flex 2で測定した時はあまりスコアが芳しくなかったのですが、Geekbenchはプロセッサを性能を見るベンチマークアプリですので、先ほどのAnTuTuのように「RAM容量の差」とは少し考えづらいところ。
ちなみに前作のHTC One M8と比較すると、シングルコアでのスコアはほとんど変わらないものの、マルチコアでのスコアが同様に1,000ポイント近い差が出ています。
3DMarks
次はグラフィック面でのスコアを図る3DMark。
こちらはスコアが22,713となりました。LG G Flex 2が23,820、HTC One M8が20,289、Galaxy Note4が19,422という結果だったので、LG G Flex 2にはまあまあ劣っているものの、その他の32bitのプロセッサを搭載した機種と比べるとかなり良いスコアと言えそうです。
Quadrant
最後はQuadrant。
こちらは31,554ということでかなり高いスコアが出ました。ちなみにLG G Flex 2で26,779、HTC One M8で29,802、Galaxy Note4で24,530です。LG G Flex 2とでも5,000ポイント近い差になっています。
その他気づいたこと
いつもはこのまままとめて終わりなのですが、今回HTC One M9のベンチマークスコアを測定する段階でひとつ気がついたことがあるので、そこだけ触れておきます。それはズバリHTC One M9のBoom Soundスピーカーの音質がHTC One M8とはぜんぜん違うくらいに進化している、ということ。正直に申し上げて鼻血モノでございます。
気がついたのは3DMarkでベンチマークテストを行なった際なのですが、テスト中に流れる音の質にまず愕然。試しにHTC One M8と交互に同じ音楽を再生するなど色々と試してみたのですが、耳に届く音の質が本当に全くと言ってよいほど(良い意味で)違います。
(比較してみて思ったのイメージとしては)HTC One M8の音はとても硬く、かつ固まっている感じ。これはこれでいい音を鳴らしてくれるのですが、HTC One M9のBoom Soundスピーカーと比べてしまうとかなりの物足りなさを感じます。
一方でHTC One M9の音はというと、まず音の細かいところがきちんと聴き取れます。そして何より音の広がりが良く、包み込まれる感じが半端無いのです。たぶん一言で表すのなら「臨場感」となるのでしょう。Youtubeなどを再生してみても、一気に引き込まれる感覚があります。伊達にDolby Audio対応がどうとか言っていないな、とまじめに思いました。機会があれば、HTC One M9のBoom Soundスピーカーはぜひ皆さんにも試して欲しいところです。
まとめ
ということでHTC One M9の中身についてでした。
プロセッサについてはアプリを使って設定を確認するとダウンクロックが施されているようにも見える一方、ベンチマークスコアを測定してみると良い結果を叩きだしてくれたりと、もう少し確認してみないとどうなっているのかが分からなそうです。ただ仮にダウンクロックが施された状態で今回のスコアだったとしたら、オーバークロックしてあげた時のスコアがものすごい事になりそうですね。発熱も付いてくるのかな?
それと最後に書きましたが、HTC One M9のBoom Soundスピーカーは本当に凄いです。とりあえず外付けのBluetoothスピーカーは完全に不要だと思われます。あとはこれをHTC BoomBassなどと組み合わせた際にパワーアップするのか、はたまたパワーダウンしてしまうのか。非常に気になるところです。
その辺りはまたHTC One M9が手元に戻ってきたら、確認して見たいと思います。
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