あとで読むサービス”Pocket”の有料プラン限定プレミアム機能のまとめ。自分用のWebコンテンツ書庫を作れるけれどEvernoteユーザーにはメリット少なめです

私が普段使っているウェブサービスの中でも特に使用頻度の高いもののひとつが ”Pocket” 。「あとで読む」がコンセプトのこのサービスはオンライン上の記事、画像、動画を保存して、文字通りあとで読むことの出来るブックマークレットサービスです。

このPocketには500円／月、あるい4,500円／年を支払うことで適用される有料プランもあるのですが、私はこれを利用していません。

と思っていたら、以前（どれか分かりませんが）Samsung の GalaxyシリーズからPocketを利用したことで、無償で6ヶ月間有料プランの機能が適用されていたようで、こんなメールが届きました。

気づかぬうちに有料プランが適用されていたため、今まで何気なく使っていた機能が実は有料プランだから使える機能だった場合は今後もお金を払わないと使い勝手が悪くなるよなぁ、なんてと思いまして。自分で理解するついでにPocketの有料プランに加入することで使えるプレミアム機能についてまとめてみました。

機能１：永久的なコピーの自動作成・保存

プレミアム機能の１つ目は、保存したコンテンツのコピーをPocketのサーバー上に自動で作成・保存してくれる機能。

一般的なブックマークレットの場合、ウェブサイトのURLを保存するため、保存したウェブサイト（あるいはページ）の内容が変更されたり、削除されたりしてしまうとあとから読むことが出来ません。

しかしPocketの有料プランに加入していると、コンテンツをPocketに保存した際に自動的にそのコピーもPocketのサーバー上に作成・保存してくれます。つまりその後に参照元（コンテンツ）の内容が変更されたり、削除されてしまってもあとから読むことが可能になる、ということです。

例えばこちらはとある知人のブログ記事をPocketに保存していたもの。

しかし実際にはこちらの記事、参照元のページで確認してみると既に削除されています。

Pocketの使い方にもよりますが、保存した記事のコピーを”自動で”保存してくるというところが肝でしょうね。Pocketはサーバーへの保存容量はもちろんのこと、Evernoteにあるような月間のアップロード容量などの制限のないため、何も気にすることなく片っ端からガシガシと保存することが出来ます。使い続ければいつの間にかあなただけの書庫が出来上がる感じです。

機能２：検索機能の強化

プレミアム機能の２つ目は、保存したコンテンツを検索する機能の強化。

有料プランに加入していると、コンテンツ検索時に題名からだけでなく、著者や文中のキーワード、保存したコンテンツに付けたタグなど横断的な検索が可能になります。

下の画像は実際に検索をしてみたところですが、トピック（題名）だけでなく、文中などからも検索できていることが分かります。

「文中の検索くらいは当たり前」なんて思いたいところですが、そもそもは無料のサービスですからね。Pocketは気になったコンテンツを（容量を気にせず）片っ端からガシガシ保存していく使い方を想定して作られている気がしますので、この辺りはその想定をうまく利用して有料化されているな、と思います。

機能３：おすすめタグの提供

プレミアム機能の３つ目は、おすすめタグの提供。

Pocketに保存するコンテンツには、分類用のタグを付けることが出来ます。ちなみにタグを付ける際には既存のタグリストから選ぶ、または直接タグ名称を入力する必要があります。タグの数が少ない場合はタグリストから探せばそこまで手間ではありませんが、タグがたくさん（数十個とか）ある場合は探すだけでも面倒です。かと言って毎回タグ名を手入力するのも手間です。

しかし有料プランに加入していると、過去のタグ付けの傾向から「おそらくこのタグを付けたいのではないですか？」といった形で関連していそうなタグの候補を表示してくれるようになります。タグ付けの手間が省けるわけですね。

例えば下の画像。保存した画像にタグを付けるため、タグ付けのアイコンをクリックします。

すると過去のタグ付けの傾向から関連しそうなものをおすすめタグとして表示してくれるわけです。

ただしこれ、上の画像でお気づきの方もいるかと思いますが、文字化けがあります。一番左のタグが「?????」となっていますね。確認してみたところ、日本語名のタグだとこのおすすめタグの表示画面に限り、文字化けを起こすようです。これはちょっと・・・ねぇ。

最後に

以上、Pocketの有料プランに加入することで使えるプレミアム機能のまとめでした。

今回改めてプレミアム機能の内容を確認してみて、私の使い方なら継続して加入する必要はないということが分かりました(^ ^;)

私は普段複数のニュースアプリあるいはRSSリーダーから情報収集しているのですが、それぞれUIが異なって面倒ということでPocketを使っています。使い方としては「気になったトピックは内容を見ずに片っ端からPocketに保存→あとからPocket上でまとめ読み」といった感じです。この使い方であれば無料プランでも何ら問題ないんですよね。

ということで今後も使い方は変えず、永久的にコピーを取っておきたい場合などは個別にEvernoteへWebクリップするといった形で運用していこうかと思います。

では。