Huaweiが日本国内に投入したSimフリースマートフォン、Ascend Mate7。端末の外見に関しては以前ご紹介しましたので、今回は端末の中身について簡単にご紹介します。
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Ascend Mate7 のスペック
はじめにスペックだけ触れておきます。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 157.0 ✕ 幅 81.0 ✕ 厚さ 7.9 mm |
重量 | 約185g |
カラー | オブシディアン・ブラック/ムーンライト・シルバー |
OS | Android 4.4 Kitkat / Emotion UI |
CPU | Sisilicon Kirin 925 オクタコア 1.8GHz / 1.3GHz |
メモリ | RAM 2GB / ROM 16GB |
バッテリー | 4,100mAh(端末一体型) |
ディスプレイ | 約6インチ フルHD(1,920✕1,080)368ppi, IPS-NEO™液晶 |
カメラ | アウトカメラ:1,300万画素 BSI(裏面照射型CMOSイメージセンサ), AF インカメラ:500万画素 BSI(裏面照射COMSイメージセンサ), FF |
通信速度 | 受信時 最大:300Mbps(LTE) 送信時 最大:50Mpbs(LTE) |
通信方式 | LTE:Band1/Band2/Band3/Band4/Band5/Band7/Band8/Band19/Band20/Band40 WCDMA:800/850/900/1700/1900/2100MHz GSM:850/900/1800/1900MHz ※赤字部分は日本国内キャリアで使える周波数 Bluetooth:V4.0(V3.0互換) Wi-fi:IEEE802.11 a/b/g/n Dual-Band テザリング機能 最大接続台数:8台 NFC搭載 |
その他 | SIMカード:Micro SIM SDカード:microSD(最大32GB) 測位方式:GPS/GLONASS/A-GPS |
この端末の大きな特徴のひとつと言えるのが Emotion UI という独自のユーザーインターフェースが実装されていること。詳しくは今後書いていきますが、端末のサイズ(ファブレットサイズ)を気にしなくてもよいためのの工夫が盛り込まれており、初心者から上級者まで楽しめるものになっています。
CPUがオクタ(8)コアという点も興味深いです。各々のCPUは最近のハイエンドモデルと比較すると性能が低いですが、それを補うべく、という感じでバランスが良いですね。またバッテリーサイズが4,100mAhの大容量という点、インカメラが500万画素になっており、最近人気のセルフィー(自撮り)も綺麗な写真で楽しめるという点も素晴らしいかと。
データ通信に関しても、LTE Cat6対応により受信時最大で300Mbpsの速度を実現(←現状日本では使えませんが)。さらにはLTEとWDCMA(3G)の対応周波数も日本(というかNTTドコモ)寄りの設定です。まさにNTTドコモおよびそのMVNOで利用するにはうってつけの端末というわけです。
ユーザーインターフェース
Ascend Mate7はユーザーインターフェースにEMUI(Emotion UI)という独自のものを採用しています。ちなみにこちらは端末情報の画面。
ざっと触ってみての感想ですが、EMUIを採用したことによってカスタマイズの仕方(はじめからできること・後からできること)が結構変わっている感じはします。詳しくは今後掘り下げて書きますが、外観のテーマもはじめから複数準備してあり、普段あまりカスタマイズに精通していない人でもわりと容易に外観の変更などを楽しめるようになっています。
メイン画面
こちらがAscend Mate7のデフォルトのメイン画面。
前述のEMUI採用によって、一般的なAndroid端末と大きく異なる点がアプリドロワー。無いんです、アプリドロワー。メイン画面に画面枚数を足していって、そこにアプリを並べる形になります。iPhoneをイメージしてもらうと良いです。アプリをフォルダで整理することは可能です。
ちなみに先ほど”デフォルトのメイン画面”と言いましたが、正しくは外観だけ変更しています。元々テーマがいくつか準備されており、その中のBloomというのが上の画像では適用されています。本当のデフォルトはmagazin(下の画像の左上のもの)です。
個別のテーマを選択した上で、更に細かく個々をカスタマイズ出来るので、この辺りはまさに外観のカスタマイズに慣れていない方でも容易に楽しめるつくりになっています。
プリインストールされているアプリ
先程も書きましたがEMUIではアプリドロワーがありません。なので、ホーム画面に初期状態でインストールされているアプリをメイン画面上に並べてみました。海外版のSIMフリー端末に比べるとプリインストールされているアプリの数は若干多い気もしますが、メーカー固有の無駄なアプリはほとんど見当たりません。
メモリの空き容量
EMUIにおいてはメモリ(RAM)の空き容量はアプリ起動履歴ボタンを押すことで確認することが可能です。画面の下の方に表示されていますね。搭載メモリ2GBに対して空き容量が1GB弱ということで、まずまずではないでしょうか。
ベンチマークスコア
併せてCPUのベンチマークスコアも測定してみました。いつも通りAnTuTu Benchmarkで測定した結果です。
スコア的にはGalaxy Note 4よりは劣るものの、Galaxy S5やHTC One M8よりは上という結果に。個々のCPUの性能の低さをコア数でカバーした感じです。上を見ればキリはありませんが、少し激しく(動きの激しいゲームとか)使っても、このスコアなら問題は無いはずです。
最後に
以上、Ascend Mate7の中身について、まずは基本的なところをざっと触れてみました。
普通のAndroidにかなり慣れてしまったせいか、独自のUIは見ていても触っていても非常に新鮮味があって楽しいですね。更に細かく見ていくとユーザーの使い易さを考えた仕組みが色々と見られて面白いです。今後、さらに細かい部分を掘り下げながら紹介していきたいと思います。
では。
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