いつも大変お世話になっております、そうすけ(@sosuke14jp)です。

昨日Amazonにて、ブログのデザイン勉強用としてこちらの本を購入しました。

まだ中身は読み始めていませんが、やっぱり表紙のデザインがカッコいいです。こんな素敵なデザインの本が「デザインの教科書」だと、自分のブログもかなりイケてるものになりそうな気がしている今日この頃です。

で、早速中身をぺらぺら眺めてみようかと思ったんですが、その前にふと別のものに目がいきました。これまでも幾度となく目にしているものなんですが、改めてマジマジと見たのは初めてです。ということで、これもブログネタにします。

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売上スリップってご存知?

「売上スリップ」と言われて「ああ、あれね」と思う人ってどれくらいいるんでしょうか。たぶん分かる方はそのほとんどが書店で働いている(または働いた経験がある)人なんじゃないかと思うんですが。少なくともそうすけは今日初めてアレが売上スリップなんだと認識しました。

アレが何かっていうと、コレです。

売上スリップ

リアル世界の書店で本を購入する時にはレジで必ず引き抜かれますが、ネットの書店で購入するとほとんどが挿さったまま送られきますね。なぜか今日はこれに目がいったわけです。ブログネタに困ってた影響だろうか?

マジマジと見てみると片面(どっちが表か分からない)には「補充注文カード」と書いてあり、

補充注文カード

もう片面には「売上カード」と書いてあります。

売上カード

表示を見るとなんとなくの役目は想像がつきますが、折角なのでコレがどういうものなのか詳しく調べてみました。

売上スリップの役割(書店から見た場合)

「補充注文カード」「売上カード」と書いてある通り、書店としては在庫の管理(売上数・補充)に使います。でも最近ではだんだんと「使っていました」に変わってきています。以下はwikipediaからの引用です。

複数の店舗を抱える中規模の書店の場合、書籍の売上げは、ほとんど書籍本体のバーコード読み取りによるPOSで管理しているため、売上げカードとしての役割はなくなってきている。しかし、出版社によってはスリップをまとめて送ると報奨金を還元するケースもあるため、書店ではスリップを抜いてプールする習慣が定着している。自費出版の場合でも、一部の書店に委託販売する際はこのスリップの装着を求められることが多い。

(以上、wikipediaより引用)

確かに今は個人経営の小さな書店を除くと、どこの書店もバーコードの読み取りによるPOSシステムを導入していますよね。ましてはネット書店なんかは全てデータだけで管理しているはずです。だからネットで購入した場合は挿さりっぱなしなのか。

でもこれを出版社にまとめて送ると報奨金ということは全く想定していませんでした。金額的には文庫本に対して1スリップ40円とか、1,300円程度の書籍に対して1スリップ50円とか、そういうレベルらしいです。

売上カードの役割(出版社から見た場合)

出版社から見た場合は、まず前述した「報奨金の支払い」に用いられているものだということが分かります。それ以外の部分についてはwikipedia先生に聞いてみましょう。

総額・税率表示の役割:

近年では出版社は、定価(税込)の総額表示と消費税率表示の役割をスリップに担わせるようになってきている。消費税率が変動した場合、総額表示、消費税率表示をカバーや帯で対応すると膨大なコストがかかるためである。本来ならば、総額表示は、書籍本体か帯に明記するものと考えられるが、通常、カバーには、本体価格に「税別」と表示するのみにしている。カバーや帯に総額表示と消費税率表示が印刷されている場合、消費税率が変動した際に、新たに刷り直したものを掛けなおしたり、価格シールを貼ったりする手間と費用がかかる。スリップには、両面に定価(税込)の総額表示と税率、本体価格を表記するようにしている。また、丸い切り込みの部分(ぼうずなどといわれる)に税込価格(総額表示)と消費税率を表示する。この部分が飛び出しているために、消費者に見えるという建前である。スリップの価格は、1枚につき数円程度で装着の費用を加えても約10円で、帯やカバーの差し替え単価に比べて安く、挿入作業に専門的な技術も不要のため、手のあいている社員やアルバイトなどがこの作業を担当し、費用を抑えることができる。

書店・取次へのメッセージ:

用紙の色によって書店・取次へのメッセージを伝えているとされる。スリップの色の定義は諸説あるが、小学館は、返品不可の責任販売制は「赤色」、通常の返品可能の委託販売制は「青色」とスリップを使いわけている。「緑色」は常時、返品可能とされる。

(以上、wikipediaより引用)

長々とした引用ですが、wikipediaに書いてあった内容を丸ごと全コピペしてしまいました。すみません(笑)

確かに最近の書籍は価格表示が「本体○○円+税」となっていますよね。このスリップの表示を変えるだけで税率変更にも対応できるという点は賢いですね。普通か?

あとスリップの色によっても意味があるというのは驚きました。今度からはこの辺りも頭に入れながら書店に行ってみると、見方が変わりそうですね。

そうすけは思った

マジマジと見ることも無く「この紙なんなんだ」と毎回思いながらゴミ箱に捨ててましたが、意味を知ったことで今後は毎回きちんと見てしまいそうです。

ネットで書籍を買った際に挿さりっぱなしだった売上スリップを集めて、「個人書店」として出版社に送ったら報奨金もらえるのかな?新たなキャッシュバック制度誕生か?

以上、何卒よろしくお願い申し上げます。