ここ最近のスマホの普及率はすごい勢いで増加していますね。現在はまだガラケーの利用者も非常に多くいますが、今後これもスマホに切り替わっていく事でしょう。
で、ガラケーからスマホに変えた方が一番始めに気にし始める事のうちのひとつに「バッテリーの持ち」があります。
スマホは画面が大きい分バッテリーも消費電力も多いし、またガラケーと比べて出来る事が多いが故に、ユーザーが触る時間も増えます。その結果 、ガラケーを使っていた時には3日くらい充電しなくてもバッテリー残量はまだあったものが、スマホでは1日持たない場合すらある。こんな使い方になると、バッテリー自体の老朽化も早くなってきてしまいます。
そんな感じにバッテリーのことを考えていてふと思いました。
現在販売されているガラケーやスマホの多くは電池パック(バッテリー)が簡単に取り外せる(交換できる)ものが多いです。でもこれって内蔵(容易に交換できないつくり)にしたほうがメリットが大きくないでしょうか。
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内蔵型の端末も存在している
“ガラケーやスマホの多くは”と上に書きましたが、そうでないものも存在しています。代表的なものが「iPhone」であったり、「Nexus」であったり。
これらのモノを使っているユーザーの意見として「電池パックを交換できるようにしてほしい」というものをよく耳にします。
確かに愛着を持って使用しているユーザーにとっては、バッテリーの劣化によって使用できる期間が短くなってしまう事は大きなデメリットだということは分かります。ユーザーとしては当たり前の意見です。
でも例えばiPhoneなんかは、Apple Storeで依頼すれば、(有償ですが)電池パックの交換はできますよね。少し割高かもしれませんが、そこまで愛着を持っているのであれば、決して高い金額ではないと思います。
携帯キャリアやメーカーに取ってのメリットはないのか?
電池パックを内蔵型(容易に交換できないつくり)にすることは、携帯キャリアやメーカーに取ってのメリットが大きいはずです。
例えば電池パックを内蔵型にすることで、次のようなことが起きるはずです。
- 高価な電池パックの交換より、新しい端末への機種変更を希望する人が増える →売り上げ実績があがる
- 古い端末から新しい端末への移行サイクルが加速し、サポート対象となる端末の種類が減る →サポートの対応費が減る
- 電池パックの交換を希望する人からは作業代を現状よりも高く請求できる →電池パック代と併せて作業費用も請求できるので儲かる
- 電池パックの取り外しを考えなくても良くなるため、デザインの自由が高まる →ユーザーにとって魅力的なデザインの製品が誕生する
良い事だらけな気がしますが、どうでしょうか。少なくても国産の端末の場合は、各携帯キャリアからメーカーへ「こんな端末を作ってほしい」と話を出して、実際に端末を設計しているはずですし、これぐらいは簡単にできるはずです。
なのになぜまだこういった端末が少ないのでしょうか。
やったら良いと思うんですが・・・
ユーザー目線から考えると、電池パックは自分でも容易に取り外せる方が良いのかもしれません。でもそこまで電池パックが劣化して使えなくなるまで、ひとつの携帯・スマホを使い続ける人ってどれくらいいるのでしょうか。
現在国内のキャリアでは「2年縛り」がひとつの基本形となっていますが、おそらくだいたいのユーザーはこの2年単位(あるいはもっと早く)で機種変更、あるいはMNPを行なう方が多いはずです。そうなるとユーザーにとってのデメリットであった「容易に電池パックが交換できない」という点はもはや気にする必要がなくなります。
ユーザー、そして携帯キャリア・製造メーカーのいずれにとっても損はありません。
みなさんはこの点、どう思われますか?
もしそうすけのブログを読んでいただいている方で、思うところをお持ちの方がおられましたら、ご意見いただけますとうれしいです。