現在国内の各携帯キャリアでは、LTE通信が可能なスマホの通話料金プランに無料通話分を含んでいません。かつ通話料金の単価は21円/30秒と非常に高く設定されています。
そんな中、本日楽天グループのフュージョン・コミュニケーションズが、通話を一般のLTEスマホの半額である10.5円/30秒で提供する楽天でんわのサービスを発表・開始しました。
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楽天でんわの特徴
この楽天でんわのポイントは以下の通りです。
通話料が安い
「楽天でんわ」の通話料は、一般のLTEスマホの通話料金の半額に設定されています。
無線部分は国内携帯キャリア各社の回線交換網を利用しつつ、その各社との相互接続にフュージョン社が所有する独自の電話回線を経由することで、従来より安い価格を実現できたとのことです。
また初期費用・月額使用料等は発生しません。
通話品質が良い
無料通話や格安通話が可能である「LINE」や「Skype」はパケット通信を使って通話接続を行ないますが、「楽天でんわ」は通常の電話同様、電話回線網を使って通話接続を行ないます。
そのため、それらに比べて通話品質の向上を実現することができたのとのことです。
ポイントが貯まる
通話料の1%(楽天カードで支払いの場合は2%)が楽天スーパーポイントで還元されます。
また今後は貯まったポイントを使用して通話料を支払うことも可能にする予定とのことです。
080/090番号を使用できる
電話番号も080/090番号を使用することが可能で、通話相手の電話にも080/090番号が通知されるそうです。
最近は050番号を使って通話料を安くできるサービスも増えていますが、こちらは通話相手に予め050番号も教えておかないと、相手から見たときに誰から電話があったのか分かりません。
そういう意味では、080/090番号をそのまま利用できるということもメリットになり得ます。
通話料分の支払いは楽天に
ちなみに「楽天でんわ」を利用した場合の通話料支払いは各キャリアではなく、楽天に支払うことになります。
支払方法はクレジットカードのみとなります。
利用方法は?
利用方法は、まず事前に専用サイトから利用登録を行ないます。あとは専用アプリから普通の通話同様に電話を掛けるか、あるいは発信先番号の頭に「003768(プレフィックスというらしいです」を付けるだけ。なので、フィーチャーフォン(ガラケー)からでも利用することが可能です。
で、結局これって得なの?
お得かそうでないかと聞かれれば、お得です。
通話品質も安定していて、通話料も一般のLTEスマホの半額ですしおすし。
ただ・・・
ここまで「スゴイぞ!!」って褒めましたが、これって別に真新しいサービスではないですよね。
と言いますのも、ほぼ同じようなサービス内容のG-callというサービスが既にありますし。まあG-callの世間への認知度があまりないように思いますので、世間に与える衝撃は大きいかもしれません。
その他、少し気になるのが通話相手への番号表示。G-callの場合、固定電話への番号表示はできないのですが、この「楽天でんわ」はどうなのでしょうか。その辺り、あまり詳しく書いてないんですよね。あと「通話料はどこにかけても10.5円/30秒」とありますが、国際電話の場合はどうなるんでしょうか。
そうすけは思った
サービス自体はそこまで真新しいものではないものの、今の国内キャリアへ一石を投じたいとするこの行動には大いに賛同できます。こういう動きが今後もっと出てくることを願いたいです。
ちなみに我が家は今のところはG-callを使い続けると思います(笑)