Anker PowerCore+ 10050 A1310

大容量のモバイルバッテリーは1度の充電でたくさん使えて便利な半面、モバイルバッテリー本体の充電に時間がかかるという問題があります。当ブログでは少し前に2本のケーブルで同時に入力することで高速充電を行なう EasyAcc POWERBANK PB20000MS をレビューしており、個人的にも現在はこちらを使っています。

そんな中、モバイルバッテリーや充電アダプターを取り扱うメーカーとして有名なAnkerより、Qualcomm社の急速充電規格であるQuick Charge 2.0が他機器への給電時、およびモバイルバッテリー本体の充電時に使えるという「PowerCore+ 10050」が登場しました。早速購入したので、レビューを行なっていきます。

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パッケージは最近の他のAnker製品同様、白地に鮮やかな青色が入ったデザイン。今作では給電時および充電時ともにQuick Charge 2.0に対応ということもあり、パッケージにも Qualcomm Quick Charge 2.0 とプリントされています。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

フタを開けると約半分のスペースにモバイルバッテリー本体が収納されています。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

同梱物を並べてみました。モバイルバッテリー本体のほか、携帯用のポーチ、USBケーブル、説明書/保証書類。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

付属のUSBケーブルは両端のコネクタの持ち手部分にAnkerのロゴおよび文字がデザインされています。ガジェットが好きな人だとこういったUSBケーブルは溜まっていくことが多く、このようにメーカー名やブランド名を入れてもらえるとどれに付属していたものなのかが比較的思い出しやすいです。ちょっとしたことですが、個人的にはかなりありがたいポイント。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

また付属の携帯用ポーチもメッシュ素材ではあるものの、素材自体は非常にしっかり(フカフカ)としています。触っていたところ、はじめのうちだけ小さい糸がポロポロと落ちてきましたが、少し叩いて落としてみたところほとんど落ちてこなくなりました。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

こちらがPowerCore+ 10050本体。名前のとおりバッテリー容量は10,050mAhとなっており、出力は最大2.4A。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

外装はアルミ製でしっかりとした重量感(重さは約236g)。表面にはつや消しが施され汚れは目立ちにくく、また質感はサラサラとしています。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

表面右側に唯一配置されたボタンには小さなLEDランプが10個ほど円状に配置されており、ボタンを押すと点灯するランプの数でバッテリーの残量を確認することが可能。ボタンもしっかり「カチっ」という押し心地があってわかりやすいです。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

手前側は特に何もなし。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

左の側面には商品の仕様がプリントされています。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

奥側も特に何もなし。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

右の側面には入力用のmicroUSBコネクタ、そして出力用のUSBコネクタが設けられています。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

バッテリー容量は10,000mAh超えとなっているものの、サイズが比較的手頃であることもこのモバイルバッテリーの魅力といえるでしょう。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

大きさの比較としてポイントカードと並べてみました。縦横のサイズについてはカードよりも1〜2まわり(縦が1cm強、横が1cm弱程度)大きい感じ。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

気になるバッテリー本体の充電速度については、一度バッテリー残量をゼロにした状態から付属のUSB充電アダプターケーブルとQuick Charge 2.0に対応した充電アダプターを用いて充電したところ、約3時間30分ほどで充電が完了しました。充電中にバッテリー本体を触ってみたりしても気になる発熱などはなく、またコイル鳴きといったような異音もなし。

一方スマホなど他の機器への給電については、Quick Charge 2.0に対応したSony Xperia Z3を用いてバッテリー残量20%から95%になるまでの時間を計測したところ、要した時間は約1時間37分ほどに。

Anker PowerCore+ 10050 A1310

以前Quick Charge 2.0に対応した他のモバイルバッテリーの性能を確認した際もほぼ同じ結果となっており、給電性能も問題ない(公開されている仕様どおり)といえそうです。

最後に

個人的には以前より待望していたモバイルバッテリー自体への充電が急速充電に対応したモデル。今回レビューしたAnker PowerCore+ 10050はバッテリー容量と本体サイズのバランスがよく(バッテリー容量は大きい、でも本体サイズは小さい)、質感やデザインも非常によい仕上がりの製品であると感じました。特に普段からQuick Charge 2.0に対応したスマートフォンやタブレットを使っているという人には強くオススメできるものといえます。

ひとつ注意点として、Quick Charge 2.0に対応した充電アダプターは付属していません。なのでそちらは別に用意が必要です。個人的にはAukeyの充電アダプターがコストパフォーマンスもよくオススメです。

またバッテリー自体への充電効率としては冒頭に触れた EasyAcc POWERBANK PB20000MS も大きく変わらない(20,000mAhの容量を約6時間で充電可能)ので、このあたりは自分の欲しているバッテリー容量なども含めて選んでみるとよいのではないかと思います。