SONY QX30

SONYのレンズスタイルカメラDSC-QX30を購入してから数日使用してみたので、簡単にレビューを。望遠性能は当初の期待以上、そして無線接続を活かした使い方がかなり便利で、早くも個人的にはとても重宝するガジェットになっています。


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望遠性能について

DSC-QX30は光学30倍ズーム、さらに全画素超解像度プレミアムハイズームだと最高で60倍まで被写体に寄ることができます。普段スマホやコンデジで写真を取る場合は、画質も気にして光学ズームの範囲内(2〜4倍程度)で撮影することがほとんどなのですが、30倍というケタ違いのズーム性能は実際に使ってみてかなりの衝撃を受けました。

下はズーム無し(✕1倍)で撮影した写真です。写真の中央下に写っている鉄橋に注目です。

SONY QX30

これを光学30倍のズームで寄って撮影してみるとこkまで寄ることが出来ます。遠くからだと全く気が付きませんでしたが、この鉄橋はカクカクとしたシルエットだったようです。

SONY QX30

またお台場にそびえ立つガンダムでも。こちらズーム無し(✕1倍)で撮影した様子。

SONY QX30

ズームで寄っていきます。結構寄った感がありますが、これでもまだ15倍程度。光学ズーム出来る範囲の半分程度です。

SONY QX30

光学ズームで30倍まで寄ってみると、ここまではっきりと頭部を確認することが出来ます。写真の写りがキレイというのも大きなポイントです。

SONY QX30

ちなみに全画素超解像度プレミアムハイズームをONにして、60倍までズームしてみると、ガンダムのアイセンサー(目)の中まではっきりと確認することが可能です。

SONY QX30

これだけズームが効き、キレイに写るので、文字が小さすぎて何が書いてあるのか裸眼では確認できない部分についても、バッチリと確認することが可能です。

SONY QX30

写真の写りについて

今のところはズーム以外の設定はあまり気にせずに使っています。それでも結構キレイに写ってくれると思います。

SONY QX30

この写りの良さが光学ズーム使用時もほとんど変わらないという点も非常に気に入っています。

SONY QX30

セルフィーについて

DSC-QX30はスマホやタブレットと無線(Wi-fi)で接続して使用するため、スマホに固定しなくても単体でカメラとして使用することが可能です。ということで右手にスマホ、左手にDSC-QX30を持ってセルフィーも試してみました。

SONY QX30

スマホのカメラでセルフィーを撮影する場合と比べると、まずカメラの画素数が大きく異なる(スマホのフロントカメラはせいぜい500万画素程度)ため、キレイに写るという点は実感できました。また撮影する映像は手元のスマホで確認できるため、撮影の角度はスマホのカメラで撮影する場合よりも自由に決めることができるかと。

無線接続の使い勝手について

上でも書きましたが、DSC-QX30を含めたSONYのレンズスタイルカメラはスマホにマウントできるようなデザインなっていますが、接続方法が無線(Wi-fi)となっているため、マウントしなくても使用することが可能です。

SONY QX30

またDSC-QX30本体に三脚取り付け用のネジ穴が付いているため、スマホにマウントせず、映像の確認、ピント合わせや撮影はスマホの画面上で行なうことができます。シャッターを切る際にカメラ本体に触れる必要がないため、ブレなども防止できます。これとても便利です。

SONY QX30

さらに接続する端末(OS)を選ばないというのも嬉しいところ。Androidはもちろんのこと、iOSにも専用アプリが提供されているので、iPhoneユーザーでも使用可能です。

SONY QX30

あとカメラとスマホを(物理的に)切り離して持てる、撮影できるというのは手ブレ防止以外にも便利な点が。下の動画は先日ITmediaニュースの読者感謝祭の会場にて、DSC-QX30で撮影したものです。

動画で見る感じだとそこそこ近距離から撮影しているように見えるのですが、実際には人だかりがすごくて、結構後ろの方から撮影したものだったりします。

SONY QX30

DSC-QX30を持った手を上に挙げて、前にそびえる人だかりを気にせずに撮影。そして写っている映像は逆の手に持ったスマホ(手元)で確認できる。さらに被写体と距離があっても光学ズームで30倍まで寄れますから、余程の距離でもない限りはバッチリ撮影できます。個人的にはこの使い方がかなり便利で重宝しています。

バッテリーの持ちについて

まだ最も連続して使用したのでも半日程度ですが、バッテリーに関しては事前に充電をしておけば、今のところは使っていて残量が気になったことはありません。ちなみにバッテリーは取り外し可能です。

ただバッテリー容量が600mAhとあまり大きくないことを考えると、予備のバッテリーを購入しておいたほうが良い気はしています。SONYの製品ページを見る限り、バッテリーフル充電からDSC-QX30を使用した場合は静止画記録で約200枚、動画記録で約45分となっています。ですのでガシガシ使う場合は予備バッテリーは必須と言えそうです。

最後に

ということで以上、DSC-QX30を数日使ってみてのレビューでした。

はじめは光学30倍ズームという部分に特に惹かれて購入したカメラだったのですが、実際に使ってみるとスマホやコンデジとは異なった便利な使い方も色々と気がつくことが出来て、日々使っているのが楽しいです。また写真の写りなど、性能自体にも今のところは非常に満足しています。

現在はAmazon.co.jpでも価格が約40,000円と結構するため、パッと手を出せるものではないかもしれません。ですが、スマホのカメラ、あるいは一般的なデジカメとはまた違った使い方でカメラを楽しみたい、なんて方にはおすすめ出来る製品ではないかと思います。